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授業科目名
担当教官
基礎物理学I
大西 直毅
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
255210 B 2 AB 1 前期 III
[概要と目標]
 力学は物理学全体でも物理学的考察、手法などの導入部で基礎になっている。エネルギーの概念とエネルギーの保存則は物理学を通じて、もっとも基本的で普遍的なものであり、これも力学的エネルギーから学ぶのが最も効果的である。力学は物体の運動と力の関係、すなわちニュートンの第2法則が中心であるが、運動や力といった概念をベクトルや微分などの数学的手法を学びながら、理解し、第2法則で与えられた方程式をどのように解くか、またエネルギーがどうように大切な概念かを理解する。
[必要知識・準備]
 高校物理の知識や理解があれば望ましいし、微分積分が理解できておれば望ましいが、それらが備わっていなくても、理解できるように講義する積り。
[評価基準]
出席、中間試験、定期試験
[教科書]
  1. ISBN:4781908233
    (教科書:加藤正昭著 「物理学の基礎」 サイエンス社)
[参考書]
  1. ISBN:4781909469
    (参考書:加藤正昭著 「物理学基礎コース 基礎演習 物理学」 (サイエンス社))
[講義項目]
質点の力学
 1.物理学では時間はどのように決めているか
  2.長さの単位はどのようにきめているか
  3.重力と落体運動
  4.仕事、位置のエネルギー、物理量の次元と単位
  5.運動と力(第2法則)
  6.3次元の位置・運動の表現
  7.保存力とポテンシャル
  8.力学的エネルギーとその保存則
  9.運動量、角運動量、中心力
 10.運動量保存則、衝突
 11.重心運動と相対運動、質点系の角運動量
 12.剛体、剛体の運動の自由度
 13.剛体の回転、慣性モーメント
 14.剛体の平面運動