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授業科目名
担当教官
基礎物理学第二
舛谷 敬一
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
254221 A 2 CL 2 後期 III
[概要と目標]
 工学を専攻する学生にとって、物理学は重要な基礎科目の一つである。電磁気学は、力学と並んで、物理学の中で最も基本的な部門であり、様々な基礎的概念を理解する上で必須である。この講義では、基礎物理学及び演習第一で学んだ力学を基礎にして、電磁気学について学ぶ。具体的には以下のようなことを理解し、応用できるようになることを目指す。
 1.静電気に関するガウスの法則を理解し、これを使って電場の計算ができる。  
 2.導体や誘電体の電場に対する応答について理解する。
 3.電気と磁気の関係(ビオ-サバールの法則や電磁誘導の法則等)を使って、簡単な場合に応用できる。
 4.マクスウェルの基礎方程式から電磁波の存在を理解する。
[必要知識・準備]
 基礎物理学及び演習第一を履修していること
[評価基準]
 1.出席・受講状況及び宿題レポート(20点)
 2.中間試験(15点+15点)
 3.期末試験(50点)
以上を総合(100点)して、評価する。
[教科書]
  1. 電磁気学, 裳華房, ISBN:4785320893
[参考書]
  1.  演習書(問題の解説が詳しくなされているもの)を各自購入されたい。
[講義項目]
  1.静電気、まさつ電気、電荷の保存、電気素量、原子構造、導体と誘電体、静電誘導と誘電分極
  2.クーロンの法則、電場、電気力線
  3.ガウスの法則
  4.電位、電気双極子
  5.導体、静電誘導、静電遮蔽
  6.中間試験:1から4まで
    コンデンサー  
  7.誘電体、分極、電束密度
  8.静磁気、磁石
  9.磁性体、ヒステリシス
 10.定常電流と回路、キルヒホッフの法則
 11.定常電流と磁場、ビオ-サバールの法則
 12.中間試験:5から9まで
    アンペールの法則
 13.電磁誘導、磁場のエネルギー
 14.電束電流、マックスウェルの方程式、電磁波
 15.まとめ:演習問題解説