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授業科目名
担当教官
基礎物理学I
市村 純
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
253201 A 2 G 1 前期 I
[概要と目標]
 自然現象の基礎に物理法則がある。物理法則の形とその展開の仕方を学ぶことによって一つの完成した知の形を体験することが出来る。この講義では主に力学について典型的な例題を解説し、現象の輻輳した事象から本質的な事項を抽出してくる、いわゆる理想化の過程を体験する。その結果得られるモデルは今後種々の場面で出会う問題を分析する際良い手本になってくれるだろう。ここに情報系において物理学的思考方法を学ぶ意義があるといえる。この講義を終えた時点で少なくとも情報メディアコースとして重要な音の物理的性質については十分理解できていることを目標とする。同時に技術の発展とともに物理的世界像も変化してきた。そのなかで、そもそも進歩とはなにかということを改めて考えてみよう。
 
[必要知識・準備]
高校で学習した理科を総括復習しておくこと。また、ベクトル、微積分学の基礎的素養が必要である。
[評価基準]
毎回講義開始時に出席をとることに代えてクイズを実施する。このクイズ、講義の区切りで実施する小テスト、中間試験、期末試験で総合評価する。
[教科書]
  1. 選考中
[参考書]
  1. その都度紹介する。
[講義項目]
1.物理はメディアである:君の見ている事と私の見ていることは同じなのか
2.ピラミッドを作る:長さを計る、重さを計る、釣り合い
3.地球を計る
4.地球脱出:重力との戦い
5.ガリレイになろう
6.時間とは:とりと卵
7.ニュートンだったら
8.これしかない力の法則:引力、斥力、排他的力
9.どこにもあるありふれた力:行き過ぎると引き戻される
10.手を繋いだばねたち:君の動きが遅れて隣に伝わる=ウェーブ=波
11.空気の性質:かぜが顔にあたる、暴れる分子たちに押される風船
12.押すと押し返す:ばねたちと同じ、波が伝わる
13.音は鼓膜を押引する:脳に伝わる、感じるのは脳、見るのも脳 ->1.に戻る