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授業科目名
担当教官
微分積分学I
宿沢  修/[宗久]知男
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
253011 2 F 1 前期 II
[概要と目標]
微分積分学は、数学はもとより、科学技術、情報科学等の数理の基礎であり、応用の広い必須の基礎理論である。微分積分学 I では、高校で扱われる諸概念を少し高い立場から見直し、さらに高度な概念へと進む。逆三角関数、L'Hopital の定理、 Taylor (Maclaurin) の定理など高校では扱ってない関数、定理も登場するが、理論的側面については、厳密な論証より具体的かつ直観的説明による理解に努め、全体として計算技術の習得に主眼を置く。十分な計算練習に心がけて欲しい。なお、以下の講義項目は最低限の目標であって、進行状況によってはさらに先(微分積分学 II 参照)へ進むことになる。
[必要知識・準備]
特に、前提とする知識は仮定しないが、高校で学習する微分積分法における計算面での確認をしておく。また言うまでもないが、講義が始まってからは日常的な教科書の予習、復習に専念されたい。
[評価基準]
前期期間中に2度の小テストを行う(大体、6月上旬と夏休み明け)。この結果と本試験とを総合したものを評価基準とする。
[教科書]
  1. ISBN:4563002119
    (池辺信範、神崎正則、中村幹雄、緒方明夫 共著:「微分積分学概説」(培風館))
[参考書]
  1. 特に指定しないが、できるだけ解答が詳しく書かれた計算問題を中心に扱っている演習書を各自購入し自習されたい(本格的に微分積分学を勉強したい諸君には第1回目の講義のとき2、3冊紹介する)。
[講義項目]
 1.数列の極限
 2.関数の極限と連続関数
 3.導関数
 4.高次導関数
 5.平均値の定理
 6.L'Hopital の定理
 7.Taylor 定理
 8.種々の応用
 9.不定積分
10.有理関数の積分
11.定積分
12.広義積分
13.定積分の応用