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授業科目名
担当教官
基礎代数I
郷 健太郎
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
253004 2 G 1 前期 II
[概要と目標]
大学では高校までの学習科目と比べて「抽象的な」内容の科目を学ぶ機会が増えます.代数学はまさにその第1歩であり,抽象的な記号を導入することによって,これまで数値を使って具体的に学んできた内容を「一般的な」形式で議論します.
この講義では,代数学の中でも特に「線形代数」を議論します.線形代数は物理学やコンピュータグラフィックスのような専門科目では基本的な道具として使われるため,専門科目へ進む前に自由に使いこなせるようにしておかなければなりません.そこでこの講義では線形代数の基本であるベクトル,行列,行列式の定義と計算法を習得することを目標にします.この目標に到達するためには,講義に出席して漫然と話を聞いているだけでは十分ではありません.予習と復習を積極的に行い,自ら学ぶ姿勢を示すことを強く勧めます.
[必要知識・準備]
大学に合格した皆さんにはこの講義を受講する準備が十分に整っています.
特別な知識や準備は必要ありません.
[評価基準]
講義中の小課題 [10%],中間試験 [40%],期末試験 [50%]
[教科書]
  1. 渡辺 剛,加賀 利広,吉原 久夫, 徹底理解・線形代数, 培風館, ISBN:4-563-00246-1
[参考書]
[講義項目]
1.線形代数の概要
2.ベクトル:平面のベクトル
3.ベクトル:2次の行列
4.ベクトル:1次変換
5.行列:定義と性質
6.行列:正方行列
7.行列:基本変形
8.行列:連立1次方程式
9.行列:まとめ
10.行列式:定義と性質
11.行列式:計算法
12.行列式:余因子展開
13.行列式:連立1次方程式(クラーメルの公式)
14.行列式:まとめ