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授業科目名
担当教官
基礎解析I
武藤 真三
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
252002 S 2  S 1 前期 III
[概要と目標]
この講義では、1変数の微分積分を扱う。微分積分は、電気・電子系の専門知識を学ぶ上で必要不可欠な概念である。例えば、電気回路での有能電力を最大にするような
回路設計や過渡現象解析、電磁気学等の理解など、専門課程では微分積分を数学的な道具として使いこなすことが大前提として要求される。この講義では、高校の数学で
学んできた微分積分を復習しながら、専門知識を習得するための数学的足固めをすることを目標とする。
(JABEE教育プログラムにおける学習・教育目標としては、(C)数学、自然科学および情報技術に関する知識とそれらを応用できる能力を身につける、に対応)
具体的な到達目標は以下のとおりである。
1)関数の極限を求められること。
2)1変数で表される関数を微分することの意味、微分によって得られる情報について理解すること。
3)積分の意味を理解すること。
[必要知識・準備]
高校で得た微分積分の知識をよく復習しておくことが望ましい。
[評価基準]
期末試験において60点以上を合格とする。
[教科書]
  1. ISBN:4785315180
    (石原 繁、浅野重初 共著、「理工系入門 微分積分」 裳華房)
[参考書]
  1. 特に指定はしないが、自分に合う演習書の購入を勧める。
[講義項目]
1.関数の極限と連続関数
2.微分、導関数
3.平均値の定理
4.テイラーの定理
5.高次導関数とその応用
6.微分法に関する演習
7.定積分の定義
8。不定積分
9.置換積分と部分積分
10.定積分の応用(面積と長さ)
11.定積分の応用(媒介変数表示)
12重積分への橋渡し
13.微分方程式への橋渡し
14.力学、電磁気学などとの関係