授業科目名				担当教官
確率・統計学				加藤　初弘
時間割番号	単位数	コース	履修年次	期別	曜日	時限
251100 A	2	D，MA	1	後期	火	III
［概要と目標］
確率と統計は古くから偶然を伴う自然現象や工学現象の解析に強力な手段を提供してきた．本講義では，「測定データの統計処理」と「２変数の回帰分析」の基礎的理解とその応用を目標とする．
［必要知識・準備］
場合の数の計算方法と確率の定義．基礎知識は講義の前に十分に復習すること，これが不足しているものには別途課題を課す
［評価基準］
(未登録)
［教科書］
篠崎信雄, 統計解析入門, サイエンス社, ISBN:4-7819-0741-5
［参考書］
内容と演習が充実しているシリーズとして，田島一郎，近藤二郎共「演習・工科の数学」全５巻がある．また，コンピュータの表計算ソフト(Excelなど)には，多くの統計処理関数が組み込まれている．これらのマニュアルも良い参考文献である．
［講義項目］
A.記述統計 　１. データの整理I（データの仮平均とスケーリング，度数分布） 　２. データの整理II　（２つの量の相関） B.確率と確率変数 　１. 確率の定義（統計的定義，場合の数と確率） 　２. 率変数とその期待値および分散 　３. 確率分布（２項分布，ポアソン分布，一様分布，指数分布） 　４. ２変数の確率変数 　５. 正規分布の加法性 C.標本と推定 　１. 標本と標本分布（ｔ分布，χ2分布，F分布） 　２. 大数の法則と中心極限定理 　３. 推定・検定 　４. 測定値の精度と確率誤差 　５. 回帰分析