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授業科目名 耐震工学
時間割番号 274050KA
担当教官名 吉田 純司
開講学期・曜日・時限 前期・月・I 単位数 2
<対象学生>
土木環境工学科以外
<授業の目的および概要>
日本は世界有数の地震国であり、構造物の大規模な被害は多くの場合、地震により生じている。したがって、構造物を設計する場合には、地震力に対する構造物の耐震性を検討することが多くの場合最も重要となる。講義では、耐震設計を行うに必要な基本的知識の習得を目的として、地震についての基本的事項、構造物の動力学の基礎ならびに構造物の地震応答解析手法について学習する。
<授業の方法>
講義形式で授業を進める。講義内容に関連し数回の課題を課す。
<成績評価の方法>
評価は、講義内で課した課題全てを提出した受講者に対して、提出課題の内容により評価する。課題としては、固有周期、減衰振動曲線、共振曲線、調和外力に対する振動応答、β法による時刻歴応等、を与える。なお、課題はパソコンの使用が前提となるものが含まれている。中間テスト・期末テストは行わない。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
意欲のある学生の受講を望む。携帯電話を講義中に鳴らした場合は、その時点で受講者名簿から削除します。
<テキスト>
  1. 教科書は使用せず、必要に応じて資料を配布する。
<参考書>
  1. ISBN:4627520921
    (参考書としては、柴田明徳「最新耐震構造解析」(森北出版)を推薦する。)
<授業計画の概要>
1 .地震概論
2 .地震波、地震動の強さ
3 .地震による被害1
4 .地震による被害2
5 .地震による被害3
6 .固有周期・非減衰自由振動
7 .減衰自由振動
8 .強制外力に対する応答
9 .共振
1 0 .応答の数値解析
1 1 .Newmark のβ法
1 2 .地震応答スペクトル
1 3 .弾塑性応答
1 4 .耐震補強1
1 5 .耐震補強2
なお、講義の進歩は受講者の理解度に応じて変更する。