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授業科目名 国家と民族
時間割番号 182081
担当教官名 金井 隆典
開講学期・曜日・時限 前期・火・II 単位数 2
<対象学生>
(指定なし)
<授業の目的および概要>
「私たちはなにものであるか」という問いに対し、ほとんどの人が何の疑いもなく、「日本人である」と答えるであろう。しかし、「日本人」であることは当たり前のことなのだろうか?また、それが当たり前になっているがゆえに、聞こえなくなっている声が、見えなくなっている存在があるのではないか? 本講義では、こうした課題について、歴史的位相から、また、現代社会にあらわれている様々な事象から考察していきたい。

<授業の方法>
講義形式で進める。ただし、内容によっては、討論形式をとり入れる場合もある。
<成績評価の方法>
授業の最後に授業内容に関する記述試験を行う。ただし、この試験はレポートに代ることがあり得る。また、授業期間中に、小レポートを課す場合がある。成績は両者の結果から総合的に判断する。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
国家や国民・民族に関する問題で、受講生の皆さんに興味のある問題があれば、取り上げていきたいと思っている。また、受講にあたり、授業中の教室内での私語、授業開始後の教室への出入りは慎んでいただきたい。
<テキスト>
  1. 教科書はとくに指定しない。
<参考書>
  1. ISBN:487188516X
    (ベネディクト・アンダーソン『増補 想像の共同体』NTT出版(1997年) その他のものについては、授業中に適宜、紹介する。)
<授業計画の概要>
1 「日本人であること」は当たり前でなかった?

2 国家と国民

3 「アイヌ」という存在

4 「沖縄」という問題

5 「在日」とは何か?