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授業科目名 共生のための法律学
時間割番号 182051
担当教官名 五味 和彦
開講学期・曜日・時限 前期・火・I 単位数 2
<対象学生>
(指定なし)
<授業の目的および概要>
労働者と使用者とが共に生きるために、労働基準法の内容や裁判例を知るとともに、どのようなところに紛争が生じやすいかを知ってもらいたい。労働者と使用者との間の雇用関係は、継続的であり動きがあるので、民事一般の紛争と解決方法が異なることもある。それらの点について、新聞報道を材料としてふれてみたい。
<授業の方法>
講義が中心となるが、対話方式を試み、それが成績評価につながるようにしたい。
<成績評価の方法>
定期試験によるものとし、出席状況で10%程度補充する予定。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
特に、民法の契約のところをあわせて学んでほしい。
<テキスト>
  1. 労働法, 有斐閣(有斐閣アルマ), ISBN:4641121451
    (2200円+税)
<参考書>
<授業計画の概要>
テーマ           授業内容
1 労働法と憲法      憲法27条,28条
2.労働条件の基本原則   労働基準法1条,2条など
3.就業規則        就業規則の作成、不利益変更など
4.均等待遇と男女の平等  雇用均等法、セクシャル・ハラスメントも
5.労働契約の締結     採用内定、使用期間なども
6.解雇          解雇予告、解雇の制限など
7.配置転換、出向、懲戒  できれば労働組合についても
8.賃金          支払方法、休業手当、割増賃金など
9.労働時間        労働時間とは、変形労働時間、時間外労働も
10.年次有給休暇     休暇、休日にも
11.就業の形態      パートタイム労働、派遣労働
12.不当労働行為     労働委員会と裁判所などの問題解決の制度