山梨大学電子シラバス>検索結果一覧>授業データ



授業科目名 公共性の哲学
時間割番号 180351
担当教官名 山田 正行
開講学期・曜日・時限 集中・(未登録)・(未登録) 単位数 2
<対象学生>
(指定なし)
<授業の目的および概要>
「原発は公共性の高い事業である」などといわれるが、原発建設に反対する地域住民からすれば、原発は地域の「公共の利益」に反するものであろう。現代社会では「公」と「私」の境界線はきわめて不明瞭になっているが、それでも私たちは「公共の合意」を必要としている。この講義では、公共性をめぐるさまざまな理論と実践を検討することを通じて、私たちの公共のための指針を見つけだすことを目標としたい。
<授業の方法>
通常の講義形式とする。
<成績評価の方法>
試験またはレポート(1回)および出席等を勘案して総合的に評価する。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
テーマ自体は必ずしもとっつきやすいとはいえませんので、じっくり考えるという態度が必要です。
<テキスト>
  1. 開講時前に指示する。
<参考書>
  1. 追って指示する。
<授業計画の概要>
第1回    「公共性の哲学」とはどのような科目か?
第2〜4回  「公共性」の現在的課題ーー「公共事業」と日本社会
第5〜6回   西洋近代と「公共性」
第7〜9回   日本(東アジア)における「公共性」の理解
第10〜11回   西洋における「公共性」の理解
第12〜13回   20世紀における「公共性」の再発見
第14〜15回  「公共性」の将来について