授業科目名	応用数学特論
時間割番号	162471
担当教官名	中村　宗敬
開講学期・曜日・時限	前期・月・III	単位数	2
＜対象学生＞
数学教育専修、数理情報コース 3, 4 年
＜授業の目的および概要＞
入門的な（数理）統計学を学んだ後の発展として、自然科学、人文・社会科学の多方面で応用的に用いられている多変量解析について学ぶ。多変量解析は多数の種類のデータ間の関係性とその処理についての研究の総称であり統計学の一分野をなすが、確率論、線形代数、微分積分等を縦横に駆使しなければない。コンピュータを利用したデータ処理についても触れるが、これをブラック・ボックス化することなく、理論的基礎を固めることが目標である。
＜授業の方法＞
主に講義による。
＜成績評価の方法＞
レポートにより評価。
＜受講に際して・学生へのメッセージ＞
次の科目は単位取得済みであることが望ましい。 ・確率論、数理統計学あるいは確率・統計学 I 、II ・微分積分学 1, II ・線形代数学 1, II 「時系列解析」との同時受講は望ましくないので考慮のこと。同時受講する場合は事前に相談すること。
＜テキスト＞
ISBN:4320016858 (長畑秀和　『多変量解析へのステップ』　共立出版)
＜参考書＞
ISBN:4781909809 (永田靖・棟近雅彦　『多変量解析法入門』　サイエンス社)
＜授業計画の概要＞
次のトピックを扱う。 　　(1) データの基本統計量 　　(2) 相関分析 　　(3) 回帰分析 　　(4) 主成分分析 　　(5) 判別分析