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授業科目名 代数的構造
時間割番号 162405
担当教官名 中井 喜信
開講学期・曜日・時限 後期・金・IV 単位数 2
<対象学生>
2−3年次生
<授業の目的および概要>
「群の構造」に引き続き、環論・体論・の基本を、有理整数環・多項式環・行列環等の具体例を絶えず引用しながら、身につけてゆく。特に、イデアルの概念が、自然なものであり、素因数分解というような数そのものの演算にこだわっていては抽象化に不向きな概念を、自然に一般化できることを見る。
群論初歩(前期授業「群の構造」等)の基礎が無いと辛いので、そのつもりで。
<授業の方法>
講義。
<成績評価の方法>
毎回の出席、提出物、定期試験。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
Office-hour の代わりに、中井研究室K2 1 6 の戸にメモを貼ることで、質問・相談の連絡をとるのが、便利。レポートは、ある定理を課題にすると、定理の文だけを丸写しして出す人が多いが、数学のレポートは、その証明も自分で理解して自分の言葉で書き、中の定義が分からなければその定義も調べ、引用した補題があればその証明も調べる等までしないと十分とは言えない。
<テキスト>
  1. ISBN:4407021934
    (石田 信「代数学入門」実教出版 の第2章)
<参考書>
  1. 適宜、授業中に示唆する。
<授業計画の概要>
授業の目的欄に記載した方針に従い、講義と質問で進めてゆく。
idealという概念の理解が目標。