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授業科目名 国語科概論(書写1単位を含む。)
時間割番号 160501 A
担当教官名 (     )
開講学期・曜日・時限 前期・水・III 単位数 2
<対象学生>
1〜2年次
<授業の目的および概要>
教近年、国語教科書からの漱石・鴎外らの文学テクストの消失が話題となっています。
この授業では、これまで国語教育において、こうした文学テクストがどのような役割
を果たしてきたのかという歴史性を再考し、そうした文学テクストの有効期限が切れ
ているのか、まだまだ私たちに有益な示唆を与えてくれるものなのかを検討してみた
いと思います。具体的な検討対象としては、文学教材として多く用いられてきた夏目
漱石を採り上げて考えていくことにします。
<授業の方法>
講義を中心にする予定ですが、授業の進行状況に合わせて受講者による発表も織り込
んでいきたいと考えています。
<成績評価の方法>
出席状況、授業参加の姿勢・提出物・試験などを総合して判断します。出
<受講に際して・学生へのメッセージ>
席プリントなども多く配布することになると思いますので、フォルダなどをひとつ用意
しておくとよいでしょう。なお、授業態度がよろしくない場合、教室から退出してい
ただくこともあります。
<テキスト>
  1. 特に定めませんが、文庫本でいいので夏目漱石『心』を購入し、出来れば開講までに 読了しておくとよいでしょう。高校時代に学んだ『こゝろ』とどのように読後感が異なっていたかを皆さんに尋ねてみたいと思います。
<参考書>
  1. 授業中に指示。
<授業計画の概要>
1、小説家夏目漱石をめぐって(1)
2、小説家夏目漱石をめぐって(2)
3、小説家夏目漱石をめぐって(3)
4、「現代日本の開化」をめぐって(1)
5、「現代日本の開化」をめぐって(2)
6、「夢十夜」をめぐって(1)
7、「夢十夜」をめぐって(2)
8、「心」をめぐって(1)
9、「心」をめぐって(2)
10、「心」をめぐって(3)
11、「心」をめぐって(4)
12、「心」をめぐって(5)
13、「心」の行方(1)
14、「心」の行方(2)
15、まとめ(あるいは予備日)