授業科目名	心の健康論
時間割番号	160472
担当教官名	鈴木奈緒子
開講学期・曜日・時限	前期・火・I	単位数	2
＜対象学生＞
(指定なし)
＜授業の目的および概要＞
心の健康とはなんなのだろうか？診断名がつくような病気でなければ健康と言えるのだろうか。ごく普通に生活している人々も人生のいろいろな通過点で、心が健康ではない状態を経験する。それは文化・社会の流れや変化を色濃く受けて、また、その個人の発達状況やこれまでの生き方、世代を超えた過去の積み重ねにより、その時その個人に特有の現われ方をする。本講義では、そういった現代人の心の問題を、特に女性（男性）の生き方の変化や家族、学校（その中で教員である自分）の現状の中に見出し、事例を交えて提示したい。そして個人が心の健康を保つために出来ることを考えていきたい。
＜授業の方法＞
講義を基本とする。適宜アンケートやレポートを取り入れ、学生の積極的参加を求める。
＜成績評価の方法＞
授業期間中、数回のレポートの提出を求める。
＜受講に際して・学生へのメッセージ＞
教員を目指す方の受講を特にお勧めする。
＜テキスト＞
講義中に資料を配布。
＜参考書＞
講義中に提示する。
＜授業計画の概要＞
１．現代社会の特徴 ２．女性の生き方の変化（キャリア･結婚/離婚・非婚）と男性の生き方の変化 ３．家族の変化と喪失体験（大家族から小家族へ・離婚・再婚・死・世代間伝達） ４．学校の変化・教員のメンタルヘルス