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授業科目名 人間とコンピュータ
時間割番号 053032
担当教官名 坂井 一雄/宗久 知男/山崎 晴明/小澤 賢司
開講学期・曜日・時限 後期・水・II 単位数 2
<対象学生>
全学生対象
<授業の目的および概要>
コンピュータの歴史と数理アルゴリズム、コンピュータ科学と人間科学の接点、メディアと人間の感性との関連、社会的インフラとしての情報セキュリティ技術等の話題を通して、人間の知的活動や社会的活動とコンピュータの関係を理解する。
<授業の方法>
講義。
<成績評価の方法>
出席状況とレポート。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
講義がよく聴くことが重要である。必ず出席しレポート課題にしっかりと取り組むこと。
<テキスト>
  1. 特に指定しない。
<参考書>
  1. 必要があればその都度紹介する。
<授業計画の概要>
この授業は下記の4部で構成されている。
〈第1部〉担当:宗久(4 回)
 「コンピュータをつくりだしたのは人間である」という当たり前の認識に戻ってコンピュータとソフトウェアの歴史を概観し、併せて数理科学における基礎的なアルゴリズムを紹介する。
〈第2部〉担当:山崎(4 回)
 人工知能研究と人間科学、特に基礎医学、認知科学、心理学との境界領域における先端研究を紹介しながら、人間とコンピュータの思考メカニズムについて考察する。
〈第3部〉担当:小澤(4 回)
メディアとは「情報を運ぶ媒体」であるが、ここでは特に感性情報に関して以下の話題を取り上げる。感性とは何か。感性を生み出す人間の感覚系の解剖学的・生理学的基礎。臨場感の測定手法。高臨場感ディスプレイ。 ヒューマンインターフェイスにおける感性伝達。
〈第4部〉担当:坂井(3 回)
e-commerce、電子政府などの人間の社会的活動における個人認証や電子署名の必要性と特徴を述べ、それを実現するためのPKI(Public Key Infrastructure)に基づく技術を紹介する。また、画像や音楽などのディジタルコンテンツの諸権利を保護する必要性とそのための技術を紹介する。