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授業科目名 数学的見方A
時間割番号 053011
担当教官名 中井 喜信
開講学期・曜日・時限 前期・月・II 単位数 2
<対象学生>
全学生対象(工学部7年次生以上を除く)
<授業の目的および概要>
数学とは計算が出来れば分かるもの、公式集を使えば足りるもの、答えが有るのが当然でそれを入試問題のように解くもの,歴史・関係した人の逸話等は知る要も無し、等の如くに思っているのが通例であろうが、そうでは無く、数学の考え方が、自然なものであり、歴史的にどういう苦労があったかや、一見どう手をつければ良いのか見当もつかないような問題、世の考え方に衝撃を与えた結果等について、トピックス的に2−3回程度の纏りで話して行く。時々、工作・作業等も予定している。
<授業の方法>
講義形式・必要に応じてプリント配布
<成績評価の方法>
出欠状況、課題リポート、学期末試験によって評価する。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
講義を聴くだけでなく、各自が自分で実際に計算してみることを望む。
<テキスト>
  1. 特に指定しない
<参考書>
  1. 辻井重男「暗号」講談社選書メチエ7 3
<授業計画の概要>
受講生に合わせて話して行くので、予め、毎週の予定を記すのは無理だが、今までに話した、あるいは、話す予定のトピックスの例は下記のようです。こういうことについて、2−3回程度ずつ話して行く。
・4次元の立体;トム(戸村浩)のページ
・折り紙・Moebiusの帯・紙製のある玩具
・魔方陣
・線分を指定された位置・方向に空中移動させずに移せるか
・平行線公理;非Euclid幾何学
・大学の数学の難しい事を言う定理は何のために有るのか
・近似計算、連分数
・三方一両損
・あの悪魔はどこへ行ったか
・錯視図形;立体視、
・Pythagorasの定理、tanの倍角公式
・有限体
等です。