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授業科目名 | 天文学への誘い | ||
時間割番号 | 053005 | ||
担当教官名 | 松尾 宏 | ||
開講学期・曜日・時限 | 後期・月・II | 単位数 | 2 |
<対象学生> | |||
全学生対象 | |||
<授業の目的および概要> | |||
現在の天文学は、さまざまな電磁波領域における新しい天体観測装置の開発により進められている。授業においては、これらの成果を正しく理解するための天文学の基礎を身につけること、稼動中の観測装置に対する理解を深めることに重点をおき、将来の観測装置および期待される成果についても展望する。天文学の基礎としては、黒体放射など基本的な電磁放射機構の説明から始め、宇宙の構造、銀河系、太陽系について、天文学の最新の成果を含めながら講義する。観測機器としては、地上および宇宙空間で活躍している観測機器を取り上げる。地上の観測機器としては、すばる望遠鏡、野辺山の電波望遠鏡、宇宙空間からの観測装置としては、X 線天文衛星、赤外線天文衛星などを用いた最新の観測成果を紹介する。 | |||
<授業の方法> | |||
オーバーヘッドプロジェクター、あるいはパーソナルコンピュータを用いる。必要に応じて、プリント資料を用意する。 | |||
<成績評価の方法> | |||
講義内容と関連する内容(観測天文学)についてレポート提出。 | |||
<受講に際して・学生へのメッセージ> | |||
新しい観測装置の開発なくして、新しい天文学の発展はありえない。星を眺めるだけの天文学ではなく、物理科学としての天文学を理解してもらいたい。 | |||
<テキスト> | |||
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<参考書> | |||
<授業計画の概要> | |||
最新の観測機器を用いて得られている天文学の観測的成果を紹介するとともに、観測に用いられるさまざまな天文観測機器の原理を理解する。また、将来の天文観測機器とこれらによって得られるであろう天文学成果についても概観する。 天文学の基礎 電磁波と黒体放射 宇宙の構造 太陽系と惑星系形成 銀河系と銀河形成 クエーサー 観測天文学 観測手法について(地上観測、宇宙空間からの観測) 電波観測装置(野辺山電波望遠鏡など) 光学観測装置(すばる望遠鏡など) 赤外線観測装置(赤外線天文衛星など) X 線観測機器(ASUKA 、Astro-E など) 重力波観測装置(TAMA 3 0 0 など) 将来の観測機器 大型ミリ波サブミリ波干渉計(ALMA ) 赤外線天文衛星SPICA 計画 |