授業科目名	電子の振る舞い
時間割番号	053003
担当教官名	川隅　典雄
開講学期・曜日・時限	前期・火・I	単位数	2
＜対象学生＞
全学生対象(工学部７年次生以上を除く)
＜授業の目的および概要＞
電子について理解し、電子を利用した身近な機器を例として、原子や物質中の電子の振る舞いとそれがどのように利用されているか述べる。
＜授業の方法＞
OHP使用の講義形式。毎回質問・討論時間は終了前１０分程度。
＜成績評価の方法＞
レーポートおよび定期試験。
＜受講に際して・学生へのメッセージ＞
メッセージ：物理学を履修しない文科系（自認する）学生を対象とする。 オフィス・アワー：出張等を除いて研究室（S １ ２ ０ ）に来ておりますので特に指定しない。
＜テキスト＞
：なし
＜参考書＞
電子はめぐる, 裳華房, ISBN:4785386932 電気とはなにか, 講談社（ブルーバックス）, ISBN:4061329111 電子と原子核の発見, サイエンス社, ISBN:4532062608 図解・わかる電気と電子, 講談社（ブルーバックス）, ISBN:4062572494
＜授業計画の概要＞
１ ．物質の最小単位：物質はなにから成り立っているか、デモクリストの考えアトム ２ ．電子の発見：イオン、電気素量、電子を見る（陰極線） ３ ．電荷と電子：電気の性質、作用の広がり、電気力線 ４ ． 〃 ：電気力、自然界の４ つの力、ビッグバンと電気力 ５ ．電荷と電流：電線の中の電子、プラスチックの中の電子 ６ ． 〃 ：電流の発生、自由電子、超伝導 ７ ． 〃 ：電荷の振動、電磁波、電波の利用 ８ ．原子と電子：物質の成り立ち、原子モデル、 ９ ． 〃 ：飛び飛びの世界、電子の指定席、電子は波か粒子か １ ０ ．〃 ：正の電荷をもつ電子、粒子の対称性 １ １ ．物質と電子：分子の結合（結晶）、個体の中の電子、 １ ２ ． 〃：表面の電子、半導体、トランジスター １ ３ ．生活の中の電子：テレビジョン（電磁波、撮像管、ブラウン管等） １ ４ ． 〃：電子レンジ（水の分子と電磁波、人体への影響） １ ５ ．定期試験