山梨大学電子シラバス>検索結果一覧>授業データ



授業科目名 産業と法規
時間割番号 052037
担当教官名 鍛冶 克彦
開講学期・曜日・時限 後期・金・III 単位数 2
<対象学生>
全学生対象
<授業の目的および概要>
発明は研究・開発の成果であり、特許は企業の財産である。技術開発が企業発展の重要な経営課題となり、技術開発の競争が激しさを加えるにつれて、企業経営における特許の意義はますます大きくなってきている。まさに、特許は産業の発展に貢献しようとする技術者・管理者にとって必須要件であるとともに、経営にとっても軽視することのできない重要課題になってきた。ここでは技術開発における発明の創出とそれを保護する特許の意義、その基盤となる特許制度の仕組みについて理解する機会を提供したい。
<授業の方法>
講義
<成績評価の方法>
レポートまたは試験により評価
<受講に際して・学生へのメッセージ>
企業における特許戦略は、特許、技術、製造、その他関係部門との連携のもとに推進される経営戦略の一翼を担うものとなってきた。特許と特許制度の概念、技術開発成果としての特許権の意義を学びながら、技術者としての経営観、さらには技術者としての活き方を考える機会にして欲しい。
<テキスト>
  1. 授業の中で紹介する
<参考書>
  1. ISBN:4478140243
    (竹田和彦著「特許の知識」(ダイヤモンド社))
<授業計画の概要>
1. 技術開発とは−発明から育成、活用まで―
2. 技術と法律
3. 特許制度とは
4. 特許の基礎知識
5. 企業における技術開発と特許戦略
6. 技術者と特許―発明の保護―
7. 管理者と特許―特許の活用―
8. 特許の現場
9. 主要国の特許制度の概要
10. 知的財産権関連条約の概要
11. これからの技術者の活き方