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授業科目名 地理学の考え方
時間割番号 052026
担当教官名 酒井 徹哉
開講学期・曜日・時限 後期・金・III 単位数 2
<対象学生>
全学生対象
<授業の目的および概要>
地理的なものの見方を養うことを目的とし、「地図」、「自然環境」、「地域」の三つを柱とし、人間の活動とこれらがどのようにかかわっているかを考えていきます。
<授業の方法>
毎回のテーマを設けた講義内容とし、作業や分析を随時取り入れる。毎回、講義内容に関する各自の意見や分析などを書いてもらうか、作業したものを提出してもらいます。これが出席代わりです。
<成績評価の方法>
毎回提出してもらうもの50%、テストまたはレポート(どちらになるか未定)50%の予定。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
高校時代に地理を選択したかどうかは関係ありません。むしろ、これまであまり地理に縁の無かった人に選択してもらいたい。地理的な研究手法がいかに有効な方法であるかということをぜひこの授業を通じて実感してもらいたい。
<テキスト>
  1. 特定のテキストは用いません。毎回資料を配布します。地図帳をできれば持参してほしい。
<参考書>
  1. AERA-MOOK地理学がわかる, 朝日新聞社, ISBN:4022740981
    (最先端の地理学者・地理学の研究内容が判りやすく紹介されている。雑誌アエラの特集号として刊行されているので、いずれ無くなってしまう。書店で見つけたら購入して損はない。¥1050)
  2. 地理学講座1.地理学への招待, 古今書院、, ISBN:4772212272
    (これから地理学を学ぼうとしている人を対象としているので、地理学のエッセンスがわかりやすく書かれている。¥2500)
  3. 地理学講座4.地域と景観, 古今書院, ISBN:4772212302
    (景観の概念、地域に関する基礎的な内容の紹介、さまざまな地域の事例など。\2500)
<授業計画の概要>
初回を除き、原則として1テーマ2〜3回の予定。
1.ガイダンス:地理学とは、地理的なものの見方について
2.地図に見る世界観の拡大:地図の発達の歴史をたどり世界観の拡大について考える
3.地形図の作業で地図を読む:地形図の基礎を学び簡便な作業を通して地形を読む
4.風土と人間:風土論を紹介し、風土と民族性・国民性などを考える
5.気候と生活:さまざまな気候要素と人間生活とのかかわりを考える
6.景観と地域:景観の概念、地域の種別、地域区分の考え方