山梨大学電子シラバス>検索結果一覧>授業データ



授業科目名 教育と教育実践
時間割番号 051026
担当教官名 林 直美
開講学期・曜日・時限 後期・火・V 単位数 2
<対象学生>
全学生対象
<授業の目的および概要>
20世紀を「児童の世紀」として広めたのは,エレン=ケイであるが,果たして本当にそうであったのだろうか。教育観・子ども観の変遷と歴史的背景を考察することにより,検証を試みる。そして現代の教育のあり方について検討する。
<授業の方法>
講義の形式を主とするが,時には授業中に課したミニレポートをもとにディスカッションも行う。
<成績評価の方法>
試験とミニレポートの点数に出席状況,授業態度を加えて,総合的に評価する。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
一人ひとりが,学生という立場をふまえながら,教育実践者の立場を想定しての感想や意見を持ち,場合によってはそれを発表してもらいたい。
<テキスト>
  1. 授業中に指示する
<参考書>
  1. 本田和子著, 「子ども100年のエポック」, フレーベル館, ISBN:4577811456
    (授業中に指示する。 (佐藤学『教育方法』岩波書店,1996年。))
  2. 奈須正裕著, 「学校を変える教師の発想と実践」, 金子書房, ISBN:4760823077
  3. 稲垣忠彦著, 「総合学習を創る/シリーズ 教育の実践」, 岩波書店, ISBN:4000264451
  4. 油布佐和子編, 「教師の現在・教職の未来―あすの教師像を模索する―/シリーズ 子どもと教育の社会学5」, 教育出版, ISBN:4316348000
<授業計画の概要>
1 はじめに―エレン=ケイが主唱した「児童の世紀」とは
2 20世紀前の教育実践(西洋)
3 20世紀前の教育実践(日本)
4 科学の時代の「子ども」
5 大正新教育運動の成立と展開
6 戦後新教育運動の成立と展開 
7 学習環境の整備と活性化―教室の時間と空間
8 参加型学習のさまざまな手法
9 参加型学習を取り入れたプログラムの作成ならびに演習
10 現代の教育実践―総合的な学習の時間(1)実践例
11 現代の教育実践―総合的な学習の時間(2)問題点と今後の課題
12 現代教師の受難
13 まとめ