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授業科目名
精神神経医学 講義
担当教官
神庭重信 塩江邦彦 平野雅己 碓氷 章 山田和男 篠原 学 竹内潤一 工藤耕太郎 玉置寿男
時間割番号
単位数
履修年次
期別
M006134 2 4 通期
[学習目標]
一般目標(GIO)
 精神神経医学における基礎医学的知識を修め,種々の精神神経内科診断法についての理解を深め,各種精神神経科疾患における病態,鑑別診断,治療法の選択など実地診療における問題解決力を身につける。
行動目標(SBOs)
1)知   識
 精神神経医学においては,精神医学およびこれに直結した神経学に関する基本的知識を学習させる。精神症状の把握には,他の身体医学の各領域とは違った概念・用語・観察方法などが必要なので,先ずこれらの知識を理解させ習得させる。また,重要な精神神経疾患の知識を習得させる。さらに,精神薬理学,神経生理学などの基礎的分野や応用面での司法精神医学や精神保健的な諸問題についても理解できるようにする。閉鎖から開放へ,入院から社会復帰,地域医療へと動きつつある精神医療のあり方についても理解をもたせるようにする。
2)技   能
 講義とともに臨床実習を十分に活用し,精神症状,神経症状を正確にとらえる技能を身につけさせる。また,必要な身体的諸検査のほかに各種心理テストなども行なえるようにする。身体疾患と精神症状との関連について鑑別診断できる能力も重要である。さらに精神疾患の正確な診断と治療計画をたてる上での基本的技術を習得させる。
3)態   度
 患者の人間としての尊厳性を尊重し,病める人間としての患者を診察し,治療するという態度を身につけさせる。精神疾患の生物学的側面,心理的側面,社会的側面を総合的に把握しようとする態度も大切である。
[授業計画]
時  限	講    義    内    容	担当教官
前期			
4月 9日(水)	3〜4	精神医学の歴史	
5月 7日(水)	3〜4	精神科症候学	
5月21日(水)	3〜4	精神医学総論	
5月28日(水)	3〜4	精神科面接技法	
6月11日(水)	3〜4	精神疾患の分類と診断	
6月18日(水)	3〜4	精神科薬物療法の基礎	
7月 2日(水)	3〜4	児童・思春期精神医学(摂食障害を含む)	
7月16日(水)	3〜4	神経症	
7月23日(水)	3〜4	気分障害(躁うつ病	)
後期			神 庭
10月 8日(水)	1〜2	人格障害	
10月 8日(水)	3〜4	多重人格障害	
10月22日(水)	1〜2	統合失調症	
10月22日(水)	3〜4 統合失調症の薬物療法	
11月 5日(水)	1〜2	がん病患者の心の医学(サイコオンコロジ−)	
11月 5日(水)	3〜4	アルコール依存症の疾患概念と治療	
11月19日(水)	1〜2	症状精神病	
11月19日(水)	3〜4	わが国の精神保健福祉	
12月 3日(水)	1〜2	人間行動の脳科学:遺伝子・環境相関について	
12月 3日(水)	3〜4	老年期精神障害と身体疾患	
12月17日(水)	1〜2	臨床脳波学(睡眠障害を含む)	
12月17日(水)	3〜4 精神の脳科学 1	
1月14日(水)	1〜2	てんかん	
1月14日(水)	3〜4	統合失調症の非薬理学的治療について
1月21日(水)	1〜2 精神科領域における漢方治療
1月21日(水)	3〜4 精神科救急とコンサルテ−ションリエゾンービス
 2月 4日(水)	1〜2 精神の脳科学 2 
 2月 4日(水)	3〜4 中間テスト


1〜2時限(8時45分〜10時15分) 3〜4時限(10時30分〜12時00分)
[評価基準]
 臨床実習に入る前に筆答試験をおこなう。
 臨床実習終了時(各グループ毎)にレポート提出と口頭試問をおこなう。
 卒業試験は全範囲について筆答試験をおこなう。
[教科書]
  1. 現代臨床精神医学, 金原出版, ISBN:4307150570
  2. 精神医学, 文光堂, ISBN:4830636181
  3. メディカルビュ−社
  4. プリンバル臨床脳波, 日本医事新報社, ISBN:4784920145
[参考書]