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授業科目名
病理学第1
担当教官
大井 章史
時間割番号
単位数
履修年次
期別
M004083 4 3 通期
[学習目標]
1)知   識
 3年次は臨床医学を学ぶのに必要な病理学の基礎知識を与える。病理学総論では疾病一般について,その本態,成り立ち,原因,基本的な病態および病変を学び,各論では臓器系統別に個々の疾患に関してその本態,病因,成り立ち,形態的変化を中心とした病像,経過さらに転帰などを学ぶ。
 5年次,6年次は臨床実習,CPCを通じて,実際の症例に基づいて病態とその背後にある病変との関連性を学ぶことによって疾患に対する理解を深め,臨床医としての基礎的修練を実施する。
2)技   能
 3年次の病理学総論および各論において適宜行われる病理組織学実習,5・6年次の臨床実習,CPCを通じて病理解剖の手技,臓器,組織の肉眼的観察法,組織像の見方,記載法,病理診断の付け方,病理診断書の書き方,臨床像との対比の仕方等の実際を習得する。
3)態   度
 学習に際し,自主的かつ積極的態度を求める。自ら考え,常に予習,復習をし,疑問はその日のうちに解決する習慣を身につける。
[授業計画]
 3年次は系統講義および実習を授業予定表に従って行うと同時に,症例学習を行う。症例学習では,10名を単位とする学生グループが毎週火曜日午後5時に病院病理室が開催する解剖症例検討会に順番に出席し,指導教官の指導下に個々の症例について自主的に学習,討議を行い,その結果をレポートにまとめ,評価を受ける。
 5年次の臨床実習および5・6年次のCPCについては「臨床実習の手引き」と電子シラバスの別項を参照。

 
実施月日	講 義 ・ 実 習 内 容, 担 当 教 官
月   日曜日(08:45−10:15)(10:30−12:00)(13:00−14:30)(14:45−16:15)
4/7(月)                                        炎症(大井)    炎症(大井)
4/9(水)   炎症(大井)    炎症(大井)		
4/16(水) 炎症(大井)    炎症(大井)
4/30(水) 再生(大井)    再生(大井)
5/7(水)  再生(大井)    再生(大井)
5/14(水) 免疫(大井)    免疫(大井)
5/21(水) 特別講義(森永)   免疫(大井)
5/28(水) 免疫(大井)    免疫(大井)
6/4(水)  循環障害(山根)  循環障害(山根)
6/11(水) 総論試験
6/18(水) 血液(中澤)         血液(中澤)
6/25(水) 血液(中澤)         血液(中澤)
7/2(水)  血液(大井)         血液(大井)
7/9(水)  呼吸器(土橋)    呼吸器(土橋)
7/16(水) 呼吸器(土橋)    呼吸器(土橋)
7/23(水) 呼吸器(土橋)    呼吸器(土橋)
7/30(水) 特別講義(松下)   特別講義(松下)
10/8(水) 消化器(大井)   消化器(大井)
10/15(水)消化器(大井)   消化器(大井)
10/22(水)消化器(大井)   消化器(大井)
10/29(水)循環器(三俣)   循環器(三俣)
11/5(水) 循環器(山根)   循環器(山根)
11/12(水)消化器(大井)   消化器(大井)
11/17(月)                   消化器(大井)  消化器(大井)
12/1(月)           消化器(大井)  消化器(大井)  消化器(大井)
12/10(水)糸球体腎炎(上田) 糸球体腎炎(上田)
1/19 (月)            試験等      試験等      試験等
[評価基準]
 試験と出席点によって行う。実習を2回以上欠席すれば受験資格を失う。病理学総論と各論はそれぞれ筆記試験と口頭試問を行う。その総合点と病理組織実習成績を合わせて最終成績とする。平常の成績,実習の成績を重視する。
[教科書]
  1. Kumar V, Corton RS, Robbins SL, Basic Pathology, Saunders, ISBN:0-7216-5122-4
    (日本語訳もあるが英語版を推薦する。)
[参考書]