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授業科目名
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生化学第1(含む実験動物学分野)
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担当教官
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前田 秀一郎/岡田 芳家/馬渕 正/加藤 梧郎/服巻 保幸 <実験動物学分野>手塚英夫
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時間割番号
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単位数
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履修年次
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期別
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M004052 | 4 | 2 | 通期 | |||
[学習目標] | ||||||
一般目標: 将来,優れた医師,医学者になりたいという意欲を高めるために,生化学・分子生物学の基礎を理解する。そして,生化学・分子生物学の研究が,医学の進歩に如何に重要かを認識する。 行動目標: 1)酵素の性質と作用機序及びその活性の調節機構を説明できる。 2)生体内の化学反応によるエネルギーの変換のしくみを説明できる。 3)食事成分の代謝経路ならびに代謝異常と疾患発症との関連を説明できる。 4)遺伝子の構造と機能及びそれらを明らかにした古典的な実験の原理と概略を説明できる。 5)遺伝子の発現調節機構の基礎を説明できる。 6)遺伝子の変異と疾患発症の関連を説明できる。 7)講義中に積極的に質問する。 実習では,遺伝子操作技術の基礎を理解し,簡単な実験操作に習熟することを目標に,大腸菌から核酸を抽出し,その構造と機能を解析する。次に各自の実験結果を考察して,その結果が得られた原因を推察し,レポートを作製する。 生化学<実験動物学分野>(手塚) 一般目標: ヒトを、実験動物との比較において1個の生命体として認識し、ヒトと実験動物との共通点と相違点を的確に把握するとともに、動物実験の背景となっている歴史や考え方を知る。また分子に始まり、細胞、組織、さらには個体に至る多様な生命現象を分子生物学・細胞生物学の観点から理解する。 行動目標: 1) 生命の尊厳と比較生物学としての実験動物学の考え方を理解し、動物実験の意義と倫理を説明できる。 2)動物実験の基本的方法について、適切な飼育と感染病に対する衛生管理を含め、科学的かつ倫理的な立場から説明できる。 3)ヒトを含めた実験動物の発生過程を、ダイナミックな動的現象として分子及び細胞レベルで説明できる。 4)遺伝子組換え動物を含め、ヒトの生理機能モデル及び疾患モデルとしての実験動物の役割を説明できる。 |
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[授業計画] | ||||||
2学年 実施時期 講 義 及 び 実 習 内 容 担当教官 コマ数1コマ2時間 生化学前期講義予定表 4月 7日(月)生化学総論(タンパク質を中心に) 劒 2 4月 7日(月)代謝総論 岡田1 4月14日(月)酵素(1) 岡田1 4月14日(月)タンパク質の一次構造 劒 2 4月21日(月)タンパク質の高次構造(1) 劒 2 4月21日(月)酵素(2) 岡田1 4月28日(月)酵素(3) 岡田1 4月28日(月)タンパク質の物理化学 三井2 5月12日(月)タンパク質の高次構造(2) 劒 2 5月12日(月)酵素(4) 岡田1 5月19日(月)解糖系 岡田1 5月19日(月)構造タンパク質 三井2 5月26日(月)ヘモグロビンの構造と機能 劒 2 5月26日(月)クエン酸回路 岡田1 6月 2日(月)酸化的リン酸化(1) 岡田1 6月 2日(月)アミノ酸代謝(総論と分解) 望月2 6月 9日(月)アミノ酸代謝(合成とアミン) 望月2 6月 9日(月)酸化的リン酸化(2) 岡田1 6月16日(月)ペントース回路 岡田1 6月16日(月)尿素回路 三井2 6月23日(月)ビリルビン代謝 三井2 6月23日(月)グリコーゲンと糖動員 岡田1 6月30日(月)脂肪酸の代謝(1) 岡田1 6月30日(月)ヌクレオチド代謝 三井2 7月24日(木)三大栄養素の生化学 劒 2 7月24日(木)ビタミンの生化学 三井2 7月28日(月)中間試験(生化2) 生化2 7月31日(木)中間試験(生化1) 生化1 生化学後期講義予定表 10月 6日(月)遺伝コード 劒 2 10月 6日(月)脂肪酸の代謝(2)ケトン体の代謝 岡田1 10月14日(火)遺伝子の化学的本体の解明 前田1 10月14日(火)リボソームの構造と機能 三井2 10月21日(火)タンパク合成の機序 劒 2 10月22日(火)遺伝子の構造と機能 前田1 10月28日(火)細菌の遺伝学(1) 前田1 10月28日(火)tRNAの構造と機能 三井2 11月 4日(火)動物細胞のタンパク合成 劒 2 11月 4日(火)DNA の複製 岡田1 11月11日(火)細菌の遺伝学(2) 前田1 11月11日(火)mRNA合成と調節機構 三井2 11月18日(火)rRNA,tRNA 合成と調節機構 三井2 11月18日(火)細菌遺伝子の発現調節(1) 前田1 11月25日(火)細菌遺伝子の発現調節(2) 前田1 11月25日(火)タンパクの折れ畳み、シャペロン 劒 2 12月 1日(月)なぜ動物実験を行うかー意義と倫理ー 手塚1 12月 2日(火)分泌タンパク質の合成 三井2 12月 2日(火)遺伝子操作の基礎と応用(1) 前田1 12月 8日(月)ヒトと実験動物の共通点と相違点 手塚1 12月 9日(火)DNA の組換え 岡田1 12月 9日(火)タンパク質分解の調節機構 劒 2 12月12日(金)複合脂質の構造と代謝 望月2 12月12日(金)DNA の変異と修復 岡田1 12月15日(月)実験動物の多様な特性 手塚1 12月16日(火)遺伝子操作の基礎と応用(2) 前田1 12月16日(火)細胞周期の調節機構 三井2 12月19日(金)リポタンパクの構造と代謝 望月2 12月19日(金)ミトコンドリアの構造と機能(1) 馬淵1 1月13日(火)タンパク質のリン酸化と機能(1) 加藤1 1月13日(火)老化の生化学 劒 2 1月16日(金)生物リズムの生化学 三井2 1月16日(金)ミトコンドリアの構造と機能(2) 馬淵1 1月19日(月)人獣共通及び動物固有の感染病 手塚1 1月20日(火)タンパク質のリン酸化と機能(2) 加藤1 1月20日(火)老化と寿命 劒 2 1月23日(金)ホルモンの化学的性状とペプチドホルモン 三井2 1月23日(金)癌と癌遺伝子 岡田1 1月26日(月)胚幹細胞と実験動物の発生工学 手塚1 1月27日(火)ステロイドホルモンの生合成 石川2 1月27日(火)ステロイドホルモンの作用機序 石川2 1月30日(金)遺伝病の分子生物学 服巻1 1月30日(金)遺伝病の分子生物学 服巻1 2月 2日(火)発生における細胞間相互作用 手塚1 2月 3日(火)遺伝子診断 前田1 2月 3日(火)発生の生化学 劒 2 2月 6日(金)疾患モデル動物・遺伝子治療 前田1 2月 6日(金)細胞小器官(実習講義) 三井2 2月 9日(月)遺伝子組換えとヒトモデルとしての実験動物 手塚1 2月10日(火)期末試験(生化1) 生化1 2月13日(金)期末試験(生化2) 生化2 2月16日(月)実習 遺伝子の横造と機能の解析(生化1) 全員 〜2月27日(金)細胞分画と細胞小器官の機能(生化2) 全員 |
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[評価基準] | ||||||
筆記試験(中間試験と期末試験)の成績ならびに聴講・実習態度や実習レポートを総括評価して判定する。中間試験後に成績を発表し,成績不良者に警告するが,追試験は行わず,筆記試験の成績等上記事項を基に成績を判定する。 生化学(実験動物分野): レポート提出と試験による。 |
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[教科書] | ||||||
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[参考書] | ||||||
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