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授業科目名
音楽
担当教官
神宮寺 淑子
時間割番号
単位数
履修年次
期別
H000042 1 2 通期
[学習目標]
1)知   識
1.音楽の様々な演奏形態や音楽用語を理解する。
2.作曲家や作品の生まれた年代,時代背景,生活環境における感受性の違いを認識する。
3.作品全曲を通して鑑賞することにより,その作品の持つ特徴や精神生活における音楽の存在意義を考察する。
2)技   能
 音楽における作品の完成は,演奏者があって,はじめて,完成をみる。演奏者が異なれば自ずと,作品の色合いは異なり,年令,教養,人間性,環境等で大きく左右される。従って,それらが作品に与える影響を,音楽を通して,人間生活に置き換え,考察する能力を養う。
3)態   度
 人間教育上重要なものとして認められてきた音楽は,人間の主観と客観の合一を意図したものである。古代より,数学・哲学等と共に,音楽が必要とされてきた意味を認識し,単なる娯楽を超え,学問的見地から音楽をとらえられるように努力してほしい。又,音楽の訴えているものは,表面だけでは理解出来得ない深いものである。その内なる声に耳をかたむけ視野と,心の広い常識のある一人の人間として,又看護を志す人として,それが生かされるように自己研鑽を望む。
[授業計画]
学 年	実 施 時 期	講  義  及  び  実  習  内  容
		
2年次		ベートーヴェンの交響曲全9曲を軸に,音楽がもたらす精神への影響の重要性を追
		究する。
		
		西洋音楽史の時代区分・古代ギリシャの音楽観・バロック音楽を,古典・ロマン派
	10月	音楽との比較。
		
	11月初旬	時代背景及びベートーヴェン初期の作品を中心に扱う。
		
	11月中旬	中期の作品を中心に,精神的,身体的変化のもたらす音楽的影響と音へのこだわり。
	〜	
	12月	多様の演奏形態の確認
		
	1月〜2月	後期の作品を中心に,時代の流れと,理想の女性像,及びベートーヴェンにとって
		の神の存在とは何かを考察する。
[評価基準]
 筆記試験により,評価を行う。

その他
 音楽は,その時しか味わえない空間の芸術・時間の芸術である。その意味を考え,機械を(マイクなどを)通さないプロの演奏家の生演奏を1回以上鑑賞し,その感想をレポートにまとめて,提出することを課題とする。(オーケストラ,オペラ,室内楽等,クラシックに限る)
[教科書]
  1. 講義の中で資料を配布する。
[参考書]