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授業科目名 材料と力学II
時間割番号 UJM252
担当教員名 平 晋一郎
開講学期・曜日・時限 後期・火・II 単位数 2
<対象学生>
工学科2年次以上
<授業の目的>
工業製品の製造に携わる技術者は、製品の強度や製造方法、コストなどについて熟慮したうえで最適な材料を選定し、形状を決める能力を備えていることが求められる。本授業は「材料」と「材料力学」の2分野から成り、技術者に必要な素養を身につけることを目指す。
「材料」分野では鋳鉄や合金鋼,非鉄金属,さらには非金属材料の性質や用途、強化法などについて理解する。
「材料力学」分野では人工物を構成するはり部材の断面に生じる力、応力、たわみについて学習し、最適な材料の選定や形状の決定に必要な能力を身につける。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
工学部>工学科向け
記号コンピテンシー(能力・資質)説明 
工-A専門②専門的知識専門分野の基礎的知識を体系的に理解して説明
工-B⑦理解力・判断力自然現象や社会的事象を理解・分析
工-C⑧論理的思考力問題や課題を論理的思考で解決
<到達目標>  到達目標とは
目標NO説明コンピテンシーとの対応
工学
1はりの支持条件・荷重条件について説明し、反力・反モーメントを計算することができる。工-A
2はりの断面に生じるせん断力、曲げモーメントの概念を説明し、計算・図示することができる。工-C
3はりの断面二次モーメント、断面係数、曲げ応力・せん断応力について説明し、計算することができる。工-C
4はりのたわみ角・たわみの求め方について説明し、たわみ角・たわみを計算することができる。工-C
5鋳鉄や合金鋼,非鉄金属材料の性質、強化法および用途などを理解し説明できる。工-B
6プラスチックの性質や用途などについて理解し説明できる。工-A
7セラミックスの性質や用途などについて理解し説明できる。工-A
<成績評価の方法>
目標No割合評価の観点
115%中間試験と課題により、該当項目について正しく説明できるか、正しく計算できるかを評価する
215%中間試験と課題により、該当項目について正しく説明できるか、正しく計算できるかを評価する
315%期末試験と課題により、該当項目について正しく説明できるか、正しく計算できるかを評価する
415%期末試験と課題により、該当項目について正しく説明できるか、正しく計算できるかを評価する
520%期末試験による(提出されたレポートなどの評価を加味する場合がある)
610%期末試験による(提出されたレポートなどの評価を加味する場合がある)
710%期末試験による(提出されたレポートなどの評価を加味する場合がある)
合計100% 
<授業の方法>
原則として対面で授業を行う。
材料力学(材力)分野:講義では演習問題を行って重要点・疑問点を共有するとともに、理解度を評価するためレポート課題を課す場合がある。授業の進行と内容は、学生の理解状況に応じて変更する場合がある。9回目に材料力学の試験(中間試験)を実施する。
材料分野:授業で使用する講義資料を事前にMoodleのアップするので、事前に閲覧し予習しておくこと。授業ではこの資料の内容に沿って講義し、必要に応じて補足のための資料も配布する。また、、理解を深めるためにレポート課題を課す場合がある。15回目の授業で材料分野の試験(期末試験)を理解度評価のために実施する。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
基礎物理学I、材料と力学Iを復習しておくこと。
<テキスト>
  1. 日本機械学会, JSMEテキストシリーズ 材料力学, 丸善, ISBN:9784888981583
<参考書>
  1. 吉岡正人、岡田勝蔵、中山栄浩, 機械の材料学入門, コロナ社, ISBN:9784339045598
  2. 町田輝史, 工業材料の基礎, 日刊工業新聞社, ISBN:9784526066306
  3. 高 行男, 自動車材料入門, 東京電機大学出版局, ISBN:9784501417802
<授業計画の概要>
1タイトル材力分野・はりに関する基礎知識
事前学習
事後学習
事後学習として、授業内容に関するレポート課題を課すことがある。
授業内容教科書の「はりに加わる荷重の種類」、「せん断力と曲げモーメント」、「せん断力と曲げモーメントの求め方(1)支点の反力と曲げモーメント」に関する講義のあと、受講者に演習課題を解答させる。また、小テストをする場合がある。
2タイトル材力分野・せん断力と曲げモーメント
事前学習
事後学習
事後学習として、授業内容に関するレポート課題を課すことがある。
授業内容教科書の「せん断力、曲げモーメントの求め方(2)」、「任意の断面に働くせん断力と曲げモーメントの決定(内力の決定)」に関する講義のあと、受講者に演習課題を解答させる。また、小テストをする場合がある。
3タイトル材力分野・せん断力図と曲げモーメント図(1)
事前学習
事後学習
事後学習として、授業内容に関するレポート課題を課すことがある。
授業内容教科書の「せん断力図と曲げモーメント図(1)」に関する講義のあと、受講者に演習課題を解答させる。また、小テストをする場合がある。
4タイトル材力分野・せん断力図と曲げモーメント図(2)
事前学習
事後学習
事後学習として、授業内容に関するレポート課題を課すことがある。
授業内容教科書の「せん断力図と曲げモーメント図(2)」に関する講義のあと、受講者に演習課題を解答させる。また、小テストをする場合がある。
5タイトル材力分野・曲げ応力と断面二次モーメント
事前学習
事後学習
事後学習として、授業内容に関するレポート課題を課すことがある。
授業内容教科書の「はりにおける曲げ応力」に関する講義のあと、受講者に演習課題を解答させる。また、小テストをする場合がある。
6タイトル材力分野・曲げによるせん断応力
事前学習
事後学習
事後学習として、授業内容に関するレポート課題を課すことがある。
授業内容教科書の「曲げにおけるせん断応力」に関する講義のあと、受講者に演習課題を解答させる。また、小テストをする場合がある。
7タイトル材力分野・はりのたわみ(1)
事前学習
事後学習
事後学習として、授業内容に関するレポート課題を課すことがある。
授業内容教科書の「はりのたわみ」、「曲げモーメントによるたわみ(はりのたわみ曲線の微分方程式と境界条件)」に関する講義のあと、受講者に演習課題を解答させる。また、小テストをする場合がある。
8タイトル材力分野・はりのたわみ(2)
事前学習
事後学習
事後学習として、授業内容に関するレポート課題を課すことがある。
授業内容教科書の「はりのたわみ(2)」、「曲げモーメントによるたわみ (はりのたわみ曲線の微分方程式と境界条件・連続条件)」に関する講義のあと、受講者に演習課題を解答させる。また、小テストをする場合がある。
9タイトル材力分野・ここまでの授業の振り返りと整理および中間試験
事前学習
事後学習
事前学習として過去問を提示し、事前に学習できる機会を設ける場合がある。
授業内容ここまでの授業を振り返って整理したうえで、筆記試験を実施する。
10タイトル材料分野・鋳鉄および合金鋼
事前学習
事後学習
事前学習として、事前配布された講義資料により予習することができる。
事後学習として、授業内容に関するレポート課題を課すことがある。
授業内容鋳鉄の性質や用途,鋼の違いについて解説する。また、代表的な合金鋼についても解説する。
11タイトル材料分野・非鉄金属_アルミニウム合金
事前学習
事後学習
事前学習として、事前配布された講義資料により予習することができる。
事後学習として、授業内容に関するレポート課題を課すことがある。
授業内容アルミニウムの原料や製造方法、各種アルミニウム合金の性質や用途などについて解説する。
12タイトル材料分野・非鉄金属_銅合金およびその他の合金
事前学習
事後学習
事前学習として、事前配布された講義資料により予習することができる。
事後学習として、授業内容に関するレポート課題を課すことがある。
授業内容銅の原料や製造方法、各種銅合金の性質や用途などを解説する。さらに、その他の合金について、その製造方法や性質用途などを解説する。
13タイトル材料分野・プラスチック材料
事前学習
事後学習
事前学習として、事前配布された講義資料により予習することができる。
事後学習として、授業内容に関するレポート課題を課すことがある。
授業内容プラスチックの大別やその特徴、さらには各種プラスチックの性質や用途などを解説する。また、プラスチック製品の製造や使用における諸問題についても紹介する。
14タイトル材料分野・セラミックス材料
事前学習
事後学習
事前学習として、事前配布された講義資料により予習することができる。
事後学習として、授業内容に関するレポート課題を課すことがある。
授業内容セラミックスの原料や製造方法について解説するとともに、工業材料として多用されているファインセラミックスの優れた点などついても説明する。
15タイトル材料分野・ここまでの授業の振り返りと整理および期末試験
事前学習
事後学習
事前学習として過去問を提示し、事前に学習できる機会を設ける場合がある。
授業内容ここまでの授業を振り返って整理したうえで、筆記試験を実施する。
<前年度授業に対する改善要望等への対応>
材力分野・演習問題の解答解説をできる限り丁寧に行う。
材料分野・講義の分量が多いので,スリム化する。
<備考>
(未登録)