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授業科目名 交通工学
時間割番号 TCE316
担当教員名 武藤　慎一
開講学期・曜日・時限 前期・木・VI 単位数 2
＜対象学生＞
2019年度以前の入学生対象
＜授業の目的＞
交通工学は，２年後期の交通計画とともに計画系応用科目の一つである．交通工学では，道路上の自動車の動きを数学的に表現するとともに，それをもとに道路の計画や道路の設計に関する基礎的理解を深めることを目的とする．そのために，この講義においては，自動車の動きと道路渋滞との関連について考える．さらに，道路設計の基礎知識についても解説する．これらはエンジニアリングデザインIでも用いられる知識である．
＜本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー＞（能力・資質）
工学部(～2023年度入学生)>土木環境工学科向け
＜到達目標＞  到達目標とは
目標NO説明コンピテンシー未選択
1自動車交通の渋滞等の現象の理解とそのモデル化の理論を理解する．
2道路整備計画に必要なデータと設計基準について理解する．
＜成績評価の方法＞
目標No割合評価の観点
150%演習への取組と中間の総括・まとめによって評価
250%演習への取組と期末の総括・まとめによって評価
合計100% 
＜授業の方法＞
講義ではスライドに講義の要点および事例を示して解説する．授業内容としては，ほぼ3つのトピックスからなるので，交通ネットワーク理論，交通流理論，交通容量の順で，基礎理論的な学習項目からより応用的で実用的な知識の習得へスムーズに進めていくことに工夫した教育方法をとる．また，理解度の確認を兼ねて課題レポート提出や中間評価，期末評価を実施し，それらを併せて成績評価を行う．
講義前には資料をCNSに掲示するため，あらかじめ各項目を予習し，各回ののちに復習を行うことを求める．
＜受講に際して・学生へのメッセージ＞
(未登録)
＜テキスト＞
  1. 秋山孝正，奥嶋政嗣，武藤慎一，井ノ口弘昭, すぐわかる応用計画数学, コロナ社, ISBN:9784339028799
＜参考書＞
  1. 久保田尚　大口敬　高橋勝美, 読んで学ぶ交通工学・交通計画, 理工図書, ISBN:978-4-8446-0754-0
＜授業計画の概要＞
1タイトル１．交通工学の総論：計画系科目における位置付け，羽田空港アクセス線整備計画
事前学習
事後学習		事前配布資料を確認しておく．
授業の内容の理解を深めておく．
授業内容交通工学の概要と羽田空港アクセス線の内容を説明し，演習を行う．
2タイトル２．鉄道整備の総論
事前学習
事後学習		事前配布資料を確認しておく．
授業の内容の理解を深めておく．
授業内容鉄道整備の歴史を説明し，演習を行う．
3タイトル３．道路整備の総論
事前学習
事後学習		事前配布資料を確認しておく．
授業の内容の理解を深めておく．
授業内容高速道路整備の歴史を説明し，演習を行う．
4タイトル４．交通ネットワーク分析の概要
事前学習
事後学習		事前配布資料を確認しておく．
授業の内容の理解を深めておく．
授業内容交通ネットワーク分析の概要を説明し，利用者均衡配分，システム最適化配分の計算に係る演習を行う．
5タイトル５．最短経路探索と交通量配分
事前学習
事後学習		事前配布資料を確認しておく．
授業の内容の理解を深めておく．
授業内容最短経路探索の概要を説明し，その計算に係る演習を行う．
6タイトル６．交通ネットワーク分析の実践
事前学習
事後学習		事前配布資料を確認しておく．
授業の内容の理解を深めておく．
授業内容交通ネットワーク分析の概要を説明し，その計算に係る演習を行う．
7タイトル７．中間評価：中間総括・まとめ
事前学習
事後学習		中間評価のための学習をしておく．
授業内容前半の総合演習を実施し評価を行う．
8タイトル８．ルート選定のための諸元計算
事前学習
事後学習		事前配布資料を確認しておく．
授業の内容の理解を深めておく．
授業内容ルート選定の概要を説明する．
9タイトル９．ルート選定の実践
事前学習
事後学習		事前配布資料を確認しておく．
授業の内容の理解を深めておく．
授業内容道路設計の概要を説明し，その諸元計算に係る演習を行う．
10タイトル１０．交通流とは
事前学習
事後学習		事前配布資料を確認しておく．
授業の内容の理解を深めておく．
授業内容交通流モデルの概要を説明し，交通流計算に係る演習を行う．
11タイトル１１．道路の交通容量と需要超過割合
事前学習
事後学習		事前配布資料を確認しておく．
授業の内容の理解を深めておく．
授業内容交通容量，需要超過割合の概要を説明し，その計算に係る演習を行う．
12タイトル１２．平面交差点の容量と制御
事前学習
事後学習		事前配布資料を確認しておく．
授業の内容の理解を深めておく．
授業内容平面交差点の容量と制御の概要を説明し，その計算に係る演習を行う．
13タイトル１３．道路計画の基本と道路設計
事前学習
事後学習		事前配布資料を確認しておく．
授業の内容の理解を深めておく．
授業内容道路の平面設計の概要を説明し，その諸元計算に係る演習を行う．
14タイトル１４．交通流解析の実践
事前学習
事後学習		事前配布資料を確認しておく．
授業の内容の理解を深めておく．
授業内容交通流解析の説明を行い，その計算に係る演習を行う．
15タイトル１５．期末評価：総括・まとめ
事前学習
事後学習		期末評価のための学習をしておく．
授業内容後半の総合演習を実施し評価を行う．
＜JABEEプログラムの学習・教育目標との対応＞
《土木環境工学科》
(C) 専門基礎学力
　土木材料・力学一般、構造工学・地震工学、地盤工学、水工水理学、交通工学・国土計画、土木環境システムの基礎を理解して、これを説明することができる。		○
(F) 問題の把握および専門知識の応用力
　基礎科目で習得した知識・技術を課題探究、問題解決に応用することができる。		◎
＜前年度授業に対する改善要望等への対応＞
＜備考＞
本科目の位置づけ
　　　　　　　　　　　→交通計画
計画学基礎→都市計画→　　　　　→エンジニアリングデザインI
　　　　　　　　　　　→交通工学