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授業科目名 日本文学講読B
時間割番号 EEJ217B
担当教員名 (     )
開講学期・曜日・時限 後期・金・III 単位数 2
<対象学生>
2年生以上
<授業の目的>
日本の古典文学の代表的な作品である『源氏物語』を題材に、古典研究の基礎的方法から、作品のさまざまな読み方までを取り上げる。語句の意味、文法、文学史の影響、時代のあり方、研究史などを見合わすことで、読みが深まることを理解する。教科書の奥にあるものを知ることで、古典文学の授業実践の深まりを可能にする。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
教育学部向け
記号コンピテンシー(能力・資質) 
A専門授業力・実践的技能教材研究や教材開発を進んで行うことができる。
B教科等の専門教養取得見込みの教員免許に対応する教科の目標や内容に関する知識を習得している。
<到達目標>  到達目標とは
目標NO説明コンピテンシーとの対応
教育
1古典文学研究の基礎から、作品の読みのさまざまな方法までを習得する。B
2古典文学の授業実践における作品研究の重要性を身に付ける。A
<成績評価の方法>
目標No割合評価の観点
160%毎回の「授業振り返りシート」、最終レポートにより、総合的に評価する。
240%毎回の「授業振り返りシート」、最終レポートにより、総合的に評価する。
合計100% 
<授業の方法>
講義が中心。配付資料等について意見・感想を求めることもある。
毎回の講義の最後に、「授業振り返りシート」に「わかったこと・面白かったこと」「理解しにくかったこと・疑問点」等を記述してもらう。次回にそれをもとにして、確認を行う。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
『源氏物語』は難しいという先入観があるかと思います。現代の注釈書はとても親切ですから、敬遠せずに踏み込んでみると、意外に楽しく読めることがわかります。教科書に頼るだけでなく、まずは古典作品の一人前の読み手として作品に接するようになってほしいと思います。
<テキスト>
(未登録)
<参考書>
  1. 石田穣二・清水好子, 新潮日本古典集成〈新装版〉『源氏物語一』, 新潮社, ISBN:9784106208188
<授業計画の概要>
1タイトル『源氏物語』入門
事前学習
事後学習
授業内容の確認
授業内容「桐壷」巻冒頭を読む
2タイトル写本とは
事前学習
事後学習
配付資料の確認と予習
授業内容の確認
授業内容変体仮名について知る。写本を読む
3タイトル本文とは
事前学習
事後学習
配付資料の確認と予習
授業内容の確認
授業内容本文校訂の方法
4タイトル『湖月抄』を読む
事前学習
事後学習
配付資料の確認と予習
授業内容の確認
授業内容『源氏物語』の先行研究を知る
5タイトル『源氏物語』「桐壷」巻を読む一
事前学習
事後学習
配付資料の確認と予習
授業内容の確認
授業内容光源氏の誕生
6タイトル『源氏物語』「桐壷」巻を読む二
事前学習
事後学習
配付資料の確認と予習
授業内容の確認
授業内容桐壷更衣の家と光源氏
7タイトル『源氏物語』「桐壷」巻を読む三
事前学習
事後学習
配付資料の確認と予習
授業内容の確認
授業内容桐壷更衣の死
8タイトル『源氏物語』「桐壷」巻を読む四
事前学習
事後学習
配付資料の確認と予習
授業内容の確認
授業内容帝の弔問。和歌による表現
9タイトル『源氏物語』「桐壷」巻を読む五
事前学習
事後学習
配付資料の確認と予習
授業内容の確認
授業内容『長恨歌』の影響
10タイトル『源氏物語』「桐壷」巻を読む六
事前学習
事後学習
配付資料の確認と予習
授業内容の確認
授業内容高麗人の予言。光源氏の将来
11タイトル『源氏物語』「桐壷」巻を読む七
事前学習
事後学習
配付資料の確認と予習
授業内容の確認
授業内容藤壷の入内
12タイトル『源氏物語』「桐壷」巻を読む八
事前学習
事後学習
配付資料の確認と予習
授業内容の確認
授業内容光源氏の元服。結婚
13タイトル『源氏物語』「桐壷」巻を読む九
事前学習
事後学習
配付資料の確認と予習
授業内容の確認
授業内容左大臣・右大臣と光源氏。『源氏物語』における政治と権力の問題
14タイトル教科書の『源氏物語』
事前学習
事後学習
配付資料の確認と予習
授業内容の確認
授業内容現行の高校教科書の『源氏物語』を検討する。
15タイトル講義内容、考察内容の振り返り
事前学習
事後学習
前回までの講義と考察の内容を確認する
授業を受けてのレポートをまとめる
授業内容これまで読み取ったものの発表
<前年度授業に対する改善要望等への対応>
担当者変更
<備考>
(未登録)