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授業科目名
微生物学
担当教員
森石 恆司/田中 智久
時間割番号
単位数
履修年次
期別
DMC304 2 3 前期
<授業の概要>
病原微生物(細菌、ウイルス、真菌を含む微生物学)の基本構造と病原性を理解し、宿主である人との関わり合いを理解する。
1)知識と技術
(1)病原微生物(細菌、ウイルス、真菌)の基礎を理解する。
(2)滅菌および消毒を理解する。
(3)感染に対する治療,予防方法を理解する。
(4)病原微生物と宿主との関係を理解する。
(5)微生物培養法などを理解する。

2)目標
 病原微生物の基礎および病原性発現機構を理解し、感染症に対する予防治療法へ発展させる意識を高める。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
医学部>医学科向け
記号コンピテンシー(能力・資質)説明 
A専門2.医学的知識、基本的な診療能力及び患者個々に応じた適切な対応能力
B共通情報を適切に活用する力(情報)図書館やインターネットなどから多様な文献や資料を倫理的、合法的に収集し、収集した文献や資料から適切な情報を選択し、様々な情報を統計学的手法やAI技術なども活用して分析し、的確にまとめて活用できる力を備える
C論理的かつ柔軟に思考する力(思考)問題を細分化して多面的・客観的にとらえ、専門分野や文理を問わない幅広い知識に基づき様々な観点から考察し、結果を筋道立てて根拠を示しながら説明できるようにすることで、論理的かつ状況の変化に対して柔軟に対応できる思考力を備える
<到達目標>
目標NO説明コンピテンシーとの対応
医学
1医学微生物学に関する基本的な知識を理解し、検査手技・手法などを説明できるA
2病原性と各微生物学との関係を説明できるC
3各種微生物と宿主である人の関わり合いを説明できるC
4グラム陽性・陰性菌、抗酸菌、スピロヘータ、リケッチアなど細菌の特徴を説明できるB
5DNAウイルス、RNAウイルス、プリオンの特徴を説明できるB
<成績評価方法>
目標No割合評価の観点
130%細菌学テスト
230%ウィルス学/真菌学テスト
330%実習/レポート提出
410%授業態度と出席率
5%
合計100% 
<授業計画>
4月から5月
 ブドウ、レンサ、淋、ナイセリア、グラム陰性桿菌
ジフテリア、結核、アクチノミセス、スピロヘータ等
レジオネラ、百日咳、ヘモフィルス等
炭疽、乳酸、リステリア、ブタ丹毒、偏性嫌気性等
腸内細菌、コレラ、ビブリオ等
マイコプラズマ、リケッチア、クラミジア、感染症法
    感染症の予防と対策、バイオハザード対策

5月から6月
ポックス、アデノ、パピローマ、パルボ、ヘルペス
カリシ、コロナ、トガ、フラビ、オルソミクソ
レトロ、ピコルナ 、
パラミクソ、ラブト、アレナ、レオ等、肝炎ウイルス
ウイルス性出血熱、プリオン、感染症法
真菌総論&各論
    実習、レポート作成
<教科書>
  1. 小熊惠二, 堀田博, 若宮伸隆編集, シンプル微生物学 改訂第6版, 南江堂, ISBN:9784524254835,
    (2018年出版)
<参考書>
  1. 平松啓一, 中込治編, 標準微生物学 第10版, 医学書院, ISBN:9784260006385,
    (2009年出版 Standard textbook)

  2. 吉田眞一, 柳雄介, 吉開泰信編集, 戸田新細菌学 改訂33版, 南山堂, ISBN:9784525160135,
    (2007年出版)

  3. Jacquelyn G. Black ; contributor, Laura J. Black, Microbiology : pbk 8th ed., International student version, Wiley, ISBN:0470646217,
    (2013年出版)
[実務経験のある教員による授業科目の概要]
微生物および感染症の教育研究の経験のある教員が、実践的教育を行っている。
[前年度授業に対する改善要望等への対応]
講義資料に最新の情報を組み込み、テストを五者一択の国試仕様にした。