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授業科目名 基礎分析化学
時間割番号 UPC115
担当教員名 井上 久美
開講学期・曜日・時限 後期・木・III 単位数 2
<対象学生>
工学部1年生
<授業の目的>
分析化学は、物質の定性と定量を主たる目的とした学問分野であり、化学の分野において分析法の理解や習得は必須である。本講義では物質の存在量を表すために必要となる単位や濃度、分析データの統計的評価や取り扱いを中心に学習する。また、溶液のpHや緩衝作用およびバイオ分析や電気分析化学についても学習する。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
工学部>工学科1年次向け
記号コンピテンシー(能力・資質)説明 
工-A専門①教養・基礎知識工学の広い教養と自然科学の基礎知識を活用
工-B②専門的知識専門分野の基礎的知識を体系的に理解して説明
<到達目標>  到達目標とは
目標NO説明コンピテンシーとの対応
工学
1化学に必要な単位や濃度を正しく取り扱える。工-A
2統計学に基づく分析の誤差や分析値の信頼性が評価できる。工-A
3様々な溶液の酸塩基平衡と緩衝作用について理解し、pHの計算ができる。工-A
4バイオ分析および電気分析化学の基礎を理解できる。工-B
<成績評価の方法>
目標No割合評価の観点
125%毎回の小テスト(30%)および定期試験(70%)で理解度を評価する。
225%毎回の小テスト(30%)および定期試験(70%)で理解度を評価する。
325%毎回の小テスト(30%)および定期試験(70%)で理解度を評価する。
425%毎回の小テスト(30%)および定期試験(70%)で理解度を評価する。
合計100% 
<授業の方法>
本講義は「面接授業」形態を基本とするが、状況に応じて「ライブ型」あるいは「オンデマンド型」形態に変更する場合がある。講義は、講師が独自に作成したパワーポイントを投影して行う。パワーポイント資料は、講義前にMoodleにアップされ、予習・復習の他、講義のノートをとるために利用できる。毎回の講義構成は、前回小テストの解説、今回の講義の概要説明、講義、小テスト、の順を基本とする。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
高等学校で学んだ化学、簡単な数学(指数・対数、統計処理の知識)を必要とする。高等学校で使用した参考書や教科書を用意し、必要なときに復習できるようにしておくこと。
<テキスト>
  1. 小熊幸一, 酒井忠雄編著 ; 石田康行 [ほか] 著, 基礎分析化学, 朝倉書店, ISBN:4254141025,
    (2015年出版)
<参考書>
(未登録)
<授業計画の概要>
1タイトル講義の概要と基礎的事項
事前学習
事後学習
事前に配布した講義スライドにて本講義の目的・意図を概観する。
講義スライドを吟味し、理解が及ばなかった点は教科書や他の資料により理解する。
授業内容講義の進め方、注意事項、到達目標、15回の講義内容概要、工学部における基礎分析化学講義の位置づけと本講義の意義について説明し、小テストでその理解度をはかる。
2タイトル分析化学とは
事前学習
事後学習
事前に配布した講義スライドにて本講義の目的・意図を概観する。
講義スライドを吟味し、理解が及ばなかった点は教科書や他の資料により理解する。
授業内容前回の小テスト解説を中心に前回講義の復習をした後、分析化学とはどのような学問であるかについて説明し、小テストでその理解度をはかる。
3タイトル分析データの取り扱い1:単位・有効数字
事前学習
事後学習
事前に配布した講義スライドにて本講義の目的・意図を概観する。
講義スライドを吟味し、理解が及ばなかった点は教科書や他の資料により理解する。
授業内容前回の小テスト解説を中心に前回講義の復習をした後、単位系および有効数字について説明し、小テストでその理解度をはかる。
4タイトル分析データの取り扱い2:誤差
事前学習
事後学習
事前に配布した講義スライドにて本講義の目的・意図を概観する。
講義スライドを吟味し、理解が及ばなかった点は教科書や他の資料により理解する。
授業内容前回の小テスト解説を中心に前回講義の復習をした後、分析における誤差とその取り扱いについて説明し、小テストでその理解度をはかる。
5タイトル分析データの取り扱い3:精度・正確さ
事前学習
事後学習
事前に配布した講義スライドにて本講義の目的・意図を概観する。
講義スライドを吟味し、理解が及ばなかった点は教科書や他の資料により理解する。
授業内容前回の小テスト解説を中心に前回講義の復習をした後、分析における精度と正確さについて説明し、小テストでその理解度をはかる。
6タイトル分析データの取り扱い4:差の検定・相関分析
事前学習
事後学習
事前に配布した講義スライドにて本講義の目的・意図を概観する。
講義スライドを吟味し、理解が及ばなかった点は教科書や他の資料により理解する。
授業内容前回の小テスト解説を中心に前回講義の復習をした後、差の検定、相関分析の方法について説明し、小テストでその理解度をはかる。
7タイトル中間試験・分析化学の基礎知識まとめ
事前学習
事後学習
試験範囲の講義内容について、総復習を行う。
解けなかった問題を中心に、資料等を見ながら再度答案を検討する。
授業内容第2-6回の内容に関する試験およびまとめ
8タイトル濃度の表し方
事前学習
事後学習
事前に配布した講義スライドにて本講義の目的・意図を概観する。
講義スライドを吟味し、理解が及ばなかった点は教科書や他の資料により理解する。
授業内容試験解説を中心に前半講義の復習をした後、各種濃度の表し方とその意義について説明し、小テストでその理解度をはかる。
9タイトル酸塩基平衡
事前学習
事後学習
事前に配布した講義スライドにて本講義の目的・意図を概観する。
講義スライドを吟味し、理解が及ばなかった点は教科書や他の資料により理解する。
授業内容前回の小テスト解説を中心に前回講義の復習をした後、酸塩基の定義および酸塩基解離平衡について説明し、小テストでその理解度をはかる。
10タイトル緩衝溶液
事前学習
事後学習
事前に配布した講義スライドにて本講義の目的・意図を概観する。
講義スライドを吟味し、理解が及ばなかった点は教科書や他の資料により理解する。
授業内容前回の小テスト解説を中心に前回講義の復習をした後、緩衝溶液の作製法やpH緩衝のメカニズム、緩衝液の種類について説明し、小テストでその理解度をはかる。
11タイトル電気分析化学
事前学習
事後学習
事前に配布した講義スライドにて本講義の目的・意図を概観する。
講義スライドを吟味し、理解が及ばなかった点は教科書や他の資料により理解する。
授業内容前回の小テスト解説を中心に前回講義の復習をした後、電気分析化学の基礎と概要について説明し、小テストでその理解度をはかる。
12タイトルバイオ分析
事前学習
事後学習
事前に配布した講義スライドにて本講義の目的・意図を概観する。
講義スライドを吟味し、理解が及ばなかった点は教科書や他の資料により理解する。
授業内容前回の小テスト解説を中心に前回講義の復習をした後、バイオ分析の基礎と概要について説明し、小テストでその理解度をはかる。
13タイトルバイオセンサ
事前学習
事後学習
事前に配布した講義スライドにて本講義の目的・意図を概観する。
講義スライドを吟味し、理解が及ばなかった点は教科書や他の資料により理解する。
授業内容前回の小テスト解説を中心に前回講義の復習をした後、バイオセンサの基礎と概要について説明し、小テストでその理解度をはかる。
14タイトル期末試験・溶液と応用分析まとめ
事前学習
事後学習
事前に配布した講義スライドにて本講義の目的・意図を概観する。
講義スライドを吟味し、理解が及ばなかった点は教科書や他の資料により理解する。
授業内容第8-13回の内容に関する試験およびまとめ
15タイトル総まとめ
事前学習
事後学習
事前に配布した講義スライドにて本講義の目的・意図を概観する。
講義スライドを吟味し、理解が及ばなかった点は教科書や他の資料により理解する。
授業内容試験解説を中心に後半講義の復習をした後、講師の研究内容を中心に分析化学について概説して講義全体を総括し、小テストで講義全般の理解度をはかる。
<実務経験のある教員による授業科目の概要>
平成7年から17年まで日本醤油協会宮城県検査所にて醤油の日本農林規格(JAS)分析業務を行った経験がある。同期間、宮城県味噌醤油工業協同組合にて、食品や食品原料の理化学分析、微生物分析等の業務を行った経験がある。
<前年度授業に対する改善要望等への対応>
分析データの取り扱い4として、「差の検定・相関分析」を追加した。
<備考>
(未登録)