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授業科目名 加工学I
分類・系統自然科学 科学系
時間割番号 TMEK09
担当教員名 孕石 泰丈
開講学期・曜日・時限 後期・木・III 単位数 2
<対象学生>
工学部・機械工学科以外
<授業の目的>
本講義では,「ものづくり」の根幹をなす各種の機械加工技術のうち、鋳造・塑性加工・溶接・切削・研削・研磨の加工について、加工法の概要・特徴・理論および具体例を挙げ、社会での応用例を説明できるようにする。また山梨県内のものづくりについても紹介する。加えてものづくり教育実践センターでの実習授業が開講されている工学部の学科の学生は、本授業に合わせて実習を通してより深い理解をすることをお勧めする。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
全学共通教育科目向け
記号コンピテンシー(能力・資質)説明 
A共通教養多様な知識の獲得単位を取得した教養教育科目の概要と、重要な基礎的事項を説明できる。
B様々な学問分野の考え方当該科目の学問分野(人文・社会・自然・健康科学等)の考え方を説明できる。
C地域理解自らの生活の場である地域の特色・課題を説明できる。
<到達目標>  到達目標とは
目標NO説明コンピテンシーとの対応
共通
1鋳造・塑性加工・溶接・切削・研削・研磨について、加工法の概要・特徴・理論について説明できる.B
2鋳造・塑性加工・溶接における加工法の具体例を挙げ、実際の社会での応用例について説明できる.C
3鋳造・塑性加工・溶接・切削・研削・研磨について加工法の概要・特徴・理論および具体例を挙げ、社会での応用例を説明できる。A
<成績評価の方法>
目標No割合評価の観点
150%授業毎の小テストおよびレポート
225%中間試験
325%期末試験
合計100% 
<授業の方法>
1)基本的な事項は教科書を中心に説明する.
2)最近の加工技術や加工機について,動画・専門雑誌より引用することで,現状の理解を助ける.
3)講義項目毎にレポートあるいは小テストを課すことにより,理解を助ける.
授業は面接授業とMoodleを用いたオンデマンド授業とする。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
 本講は工学部機械工学科向けに開講されている科目です。専門分野の知識は特に必要ではありませんが,数学・力学あるいは材料力学の初級の内容を含みます。専門用語はその都度解説を行います。
<テキスト>
  1. 平井三友、和田任弘、塚本晃久, 機械工作法, コロナ社, ISBN:4339044814
<参考書>
  1. 奥山繁樹、宇根篤暢、由井明紀、鈴木浩文, 機械加工学の基礎, コロナ社, ISBN:978-4339046328
  2. 機械と工具, 日本工業出版,
    (雑誌)

  3. ツールエンジニア, 大河出版,
    (雑誌)
<授業計画の概要>
1タイトル加工法概論
事前学習
事後学習
授業後にMoodleを利用した小テストを実施し理解を深めます。
授業内容・ 授業の最初に、 この授業全体の到達目標、授業の進め方、課題提出の仕方、成績評価の仕方に関するガイダンスを行います
・ そのあと、機械加工法の概要についての講義を行います
2タイトル鋳造1(概要・鋳型・溶解炉・鋳造用材料)
事前学習
事後学習
授業後にMoodleを利用した小テストを実施し理解を深めます。
授業内容・授業の最初に、前回授業の振り返り、小テストの解説を行います。
・鋳造に関して、身近なものから工業製品の具体例を挙げ解説します。
・鋳造の分類や概要、注湯、鋳型などの基本的事項を解説します。
・溶解炉に関して、説明します。
・鋳造用材料、鋳造組織など説明します。
3タイトル鋳造2(鋳造欠陥・検査方法・特殊鋳造法)
事前学習
事後学習
授業後にMoodleを利用した小テストを実施し理解を深めます。
授業内容・授業の最初に、前回授業の振り返り、小テストの解説を行います。
・鋳造欠陥と欠陥の検査方法について解説します。
・金型を用いた鋳造や鋳型の製造に特徴がある特殊鋳造法について紹介します。
4タイトル溶接1(概要・アーク溶接・ガス溶接)
事前学習
事後学習
授業後にMoodleを利用した小テストを実施し理解を深めます。
授業内容・授業の最初に、前回授業の振り返り、小テストの解説を行います。
・溶接の概要、メリット・デメリット、分類などを説明します。
・アーク溶接の概要と、被覆アーク溶接、TIG、MIG、炭酸ガスアーク溶接など各種アーク溶接法を説明します。
・プラズマ溶接やガス溶接を解説します。
5タイトル溶接2(その他の溶接・溶接部の性質・溶接欠陥)
事前学習
事後学習
授業後にMoodleを利用した小テストを実施し理解を深めます。
授業内容・授業の最初に、前回授業の振り返り、小テストの解説を行います。
・その他の溶接として、レーザー溶接、電子ビーム溶接、抵抗溶接、を動画・画像などの資料とともに解説します。
・圧接、ロウ付けに関して溶接と比較しながら説明します。
・溶接部の構造や溶接によって生じる欠陥などについて説明します。
6タイトル塑性加工1(概要・塑性変形の基本・鍛造)
事前学習
事後学習
授業後にMoodleを利用した小テストを実施し理解を深めます。
授業内容・授業の最初に、前回授業の振り返り、小テストの解説を行います。
・塑性加工の概要を説明します。
・塑性加工の原理である塑性変形について、ひずみ模様、加工硬化、スプリングバック、応力集中による破断を解説し、
またそれが塑性加工にどんな影響を及ぼすのか解説します。
・塑性加工の具体例として鍛造について動画等で説明します。
7タイトル塑性加工2(圧延・プレス加工・その他塑性加工)
事前学習
事後学習
授業後にMoodleを利用した小テストを実施し理解を深めます。
授業内容・授業の最初に、前回授業の振り返り、小テストの解説を行います。
・塑性加工の具体例として、ダイス成形、圧延、プレス加工、その他について、
動画等を用いて工業製品も含めて解説します。
8タイトル鋳造・塑性加工・溶接に関するテスト、まとめと総括
事前学習
事後学習
中間テストの反省として、よくわからなかったところ、理解が不足していたところをレポートにして、提出します。
授業内容・前半で学んだ、鋳造・溶接・塑性加工について中間テストを実施し、まとめと総括を行います。
9タイトル山梨県のものづくり、中間テストの解説
事前学習
事後学習
授業後にMoodleを利用した小テストを実施し理解を深めます。
授業内容・前半で学んだ加工法と山梨県のそれらにかかわる企業などの紹介をします。
・中間テストの結果と、前回提出したレポートの内容を踏まえ、より深い理解になるように解説します。
10タイトル切削加工1(概要・切削理論・切りくず・構成刃先・切削温度)
事前学習
事後学習
授業後にMoodleを利用した小テストを実施し理解を深めます。
授業内容・授業の最初に、前回授業の振り返り、小テストの解説を行います。
・切削の概要と説明し、そのメカニズムなど切削理論について解説します。
・切りくず、構成刃先、切削温度などの解説と、切りくずの実物を用いて、得た知識の確認を行います。
11タイトル切削加工2(工具材料、工具の損傷、各種切削加工法)
事前学習
事後学習
授業後にMoodleを利用した小テストを実施し理解を深めます。
授業内容・授業の最初に、前回授業の振り返り、小テストの解説を行います。
・工具材料と工具の損傷を写真等を通して理解します。
・各種切削加工法について動画などを交え、具体的に解説します。
12タイトル研削加工1(概要・研削理論・研削砥石(3要素5因子))
事前学習
事後学習
授業後にMoodleを利用した小テストを実施し理解を深めます。
授業内容・授業の最初に、前回授業の振り返り、小テストの解説を行います。
・研削についての基本的な事項について解説します。
・研削砥石につかう3要素5因子について詳細に解説します。また砥石や砥粒については実物を手に取り理解を深めます。
13タイトル研削加工2(砥石の研削状態・目直し形直し、各種研削加工)
事前学習
事後学習
授業後にMoodleを利用した小テストを実施し理解を深めます。
授業内容・授業の最初に、前回授業の振り返り、小テストの解説を行います。
・砥石の研削状態の解説をし、正常な研削が行えない場合に実施する目直しと形直しについて解説します。
・各種研削加工について動画などを交えながら解説します。
14タイトル研磨加工(概要・研削加工との比較・各種研磨加工)
事前学習
事後学習
授業後にMoodleを利用した小テストを実施し理解を深めます。
授業内容・研磨加工について研削加工と比較しながら、概要を解説します。
・研磨加工の具体例について解説します。
15タイトル総括評価、まとめ
事前学習
事後学習
毎回の小テストを再度確認する。
授業内容全授業で得た加工法についての理解を確認する期末テストを行います。
期末テストに先立ち、これまでの授業のまとめと本授業の意義を再確認し、
テスト後には出題意図の解説と解答例を例示します。
<前年度授業に対する改善要望等への対応>
アンケート結果確認中
<備考>
(未登録)