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授業科目名 技術者倫理
時間割番号 TJM207
担当教員名 小池 映之
開講学期・曜日・時限 後期・火・V 単位数 2
<対象学生>
(未登録)
<授業の目的>
科学技術の進歩を人間社会の適切な発展に結びつける役割を担う技術者には高い倫理観が求められるが、これまでの歴史上、倫理観の欠如で各種の問題が発生し、科学技術の急速な発展に支えられるソサエティー5.0に向かうこれからもその恐れがある。技術者はさらに発展する科学技術に携わるにあたり、一層充実した倫理的自律性が求められる。これまでに発生した事例などを教訓として技術者倫理の必要性と在り方を理解し、倫理問題を解決する方法や対処の方法を身につける。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
工学部(~2023年度入学生)>メカトロニクス工学科向け
<到達目標>  到達目標とは
目標NO説明コンピテンシー未選択
1技術者が倫理的に適切な役割を果たすために必要な義務と責任を理解できること
2技術者倫理の意義を理解できること
3研究者として適切な行動とは何かを理解すること
<成績評価の方法>
目標No割合評価の観点
130%出席状況
230%講義ごとのOPPシート提出及びその評価
340%期末試験における理解度の評価
合計100% 
<授業の方法>
講義は各回のテーマに沿った講義資料と映像資料を用います。講義終了後にOPPシートの提出を求めます。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
講義を受講することにより、社会で起きていることに関心をもち、自分なりの見方や考え方で考察し、技術者が与えている影響について具体的に調べてみようという意識が醸成されることを期待します。
<テキスト>
(未登録)
<参考書>
  1. 杉本泰治, 高城重厚著, 大学講義技術者の倫理入門 第3版, 丸善, ISBN:4621075640,
    (2005年出版)

  2. 畑村洋太郎著, 失敗学のすすめ, 講談社, ISBN:406210346X,
    (2000年出版)

  3. 小出泰士著, 技術者倫理入門 : JABEE対応, 丸善, ISBN:4621082523,
    (2010年出版)
<授業計画の概要>
1タイトル技術者倫理とは
事前学習
事後学習
OPPシート提出
授業内容「技術者倫理」とは何か、「技術者倫理教育」の必要性、「技術者倫理教育」を学ぶ意義について解説します。
2タイトル役割の原則と義務
事前学習
事後学習
OPPシート提出
授業内容技術者の役割、原則と義務について説明します。
3タイトル技術者と法律
事前学習
事後学習
OPPシート提出
授業内容技術者と法律の関係について理解を深めます。
4タイトル安全の理論
事前学習
事後学習
OPPシート提出
授業内容真の安全確保について、技術者はどのように振舞うべきかを学びます。
5タイトル技術の限界と危険性
事前学習
事後学習
OPPシート提出
授業内容技術者は、日々進化する技術とどのように向かい合うべきか。技術に孕む危険性とは何かを理解します。
6タイトルデュアルユース
事前学習
事後学習
OPPシート提出
授業内容技術には文明を発展させる側面と、人類に害を与える側面があることを理解します。
7タイトルプロフェッショナル・エンジニア
事前学習
事後学習
OPPシート提出
授業内容技術業を専門職として自らの職業とする場合、どのような考えに立つべきか、事例を学びます。
8タイトル技術的逸脱
事前学習
事後学習
OPPシート提出
授業内容技術的逸脱とは何か、技術者と経営者の立場の違いとは何か、について学びます。
9タイトル警笛鳴らし
事前学習
事後学習
OPPシート提出
授業内容利害の相反と内部告発の関係について、具体的な事例を基に学びます。
10タイトル失敗学
事前学習
事後学習
OPPシート提出
授業内容失敗は忌み嫌うべきものか、失敗から学ぶべきものはないのか、事例を通して考えます。
11タイトル失敗情報の伝達と知識化
事前学習
事後学習
OPPシート提出
授業内容失敗を活かすことの大切さ、またその方法について考えます。
12タイトル社会的実験としての工学技術
事前学習
事後学習
OPPシート提出
授業内容技術者が生み出す製品は必ずしも完全なものではないことを理解します。
13タイトルCSRと技術者の使命
事前学習
事後学習
OPPシート提出
授業内容企業が果たすことができる社会貢献とは何か。経済活動とどのように両立していけばよいのかについて学びます。
14タイトル科学研究における倫理
事前学習
事後学習
OPPシート提出
授業内容科学研究における不正とはどのようなものがあるか、また不正を行うことによってどのような影響を及ぼすのかを学びます。
15タイトル期末試験
事前学習
事後学習
講義内容をふり返り、期末試験への準備を行ってください。
授業内容1回~14回の講義内容の理解度を確認します。
<実務経験のある教員による授業科目の概要>
社会調査、データ解析、行政計画策定を行う会社を経営している。かつては民間企業の技術部門に勤務していた経験もある。また山梨県品質管理研究会部会員、山梨情報通信研究所理事も務めており、これらの実務で培った経験を盛り込んだ講義資料で学生諸氏の理解につながるように努めていく。
<前年度授業に対する改善要望等への対応>
グループワークの実施について検討します。
<備考>
講義の順番を入れ替えることがあります。