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授業科目名 実践バイオ・メディカルデータサイエンス
時間割番号 LDS443
担当教員名 望月 修一
開講学期・曜日・時限 通期・(未登録)・(未登録) 単位数 2
<対象学生>
(未登録)
<授業の目的>
医学系研究(臨床研究・臨床試験)を実際に行う場合の手続きやプロトコル作成について理解し実践できるようにする。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
生命環境学部>生命工学科向け
<到達目標>  到達目標とは
目標NO説明コンピテンシー未選択
1医学系研究におけるデータサイエンスの手法について説明できる。
2医学系研究を行うための要素を理解し流れについて説明できる。
3医学系研究を行うための規則・法律について理解し、倫理的に必要な内容について説明できる。
4医学系研究のプロトコルの概要が倫理性・科学性に基づいて作成できる。
5医学系研究のプロトコルについて倫理性・科学性に基づいて評価ができる。
<成績評価の方法>
目標No割合評価の観点
120%毎回の講義におけるレポートで評価する。
210%毎回の講義におけるレポートで評価する。
310%小テスト・課題で適切に理解できたかを評価する。
430%プロトコル作成演習への積極的な参加と作成したプロトコルの内容で評価する。
530%プロトコル作成演習(模擬倫理審査)への積極的な参加と討論の内容で評価する。
合計100% 
<授業の方法>
前半は医学系研究の方法論について講義を行う。後半は実際に自ら医学系研究のプロトコル作成を行い、そのプロトコルについて全員で模擬倫理審査を行う演習形式で行う。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
データサイエンティストとして医学系研究は重要かつ大きな分野である。これまでに治療できない病気を治療できるようにするため、また新しいエビデンスを構築するには臨床研究・臨床試験は欠かせない。臨床研究・臨床試験などの医学系研究の方法論を理解することはデータサイエンティストとして必須と思われる。演習を含めた積極的な参加を期待する。
<テキスト>
(未登録)
<参考書>
  1. 統計学のセンス
<授業計画の概要>
1タイトルガイダンス・臨床研究とは?
事前学習
事後学習
授業内容についてA4・1枚でまとめたレポートを提出(20分)
授業内容・なぜ臨床研究を行うのか?
・エビデンスとは?
2タイトル臨床研究のデザイン1
事前学習
事後学習
授業内容についてA4・1枚でまとめたレポートを提出(20分)
授業内容観察研究のデザイン
・横断研究
・症例対照研究
・コホート研究
3タイトル臨床研究のデザイン2
事前学習
事後学習
授業内容についてA4・1枚でまとめたレポートを提出(20分)
授業内容介入研究のデザイン
・比較試験
・無作為化比較試験
4タイトル臨床研究の規制・規則・指針
事前学習
事後学習
授業内容について小テストを実施(時間内での振り返り)
授業内容・人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針
・臨床研究法
・医薬品医療機器等法
・GCP省令
5タイトル生物統計学基礎1
事前学習
事後学習
授業内容についてA4・1枚でまとめたレポートを提出(20分)
授業内容・なぜ統計が必要なのか?
・バイアスとは?
6タイトル生物統計学基礎2
事前学習
事後学習
授業内容についてA4・1枚でまとめたレポートを提出(20分)
授業内容・検定と推定
・検定の意味
・臨床的意義がある差とは?
・なぜ症例数を設定するのか?

7タイトルデータマネジメント・モニタリング
事前学習
事後学習
授業内容についてA4・1枚でまとめたレポートを提出(20分)
授業内容・臨床研究におけるデータの管理
・モニタリングとは?
・監査とは?
8タイトル新たな医療技術をどのように社会実装するのか?
事前学習
事後学習
授業内容についてA4・1枚でまとめたレポートを提出(20分)
授業内容・社会実装とは?
・社会実装のために考えるべきこと
9タイトルプロトコル作成演習1
事前学習
事後学習
実際に解決したい疑問の設定
授業内容・臨床研究の題材をどのように決めるのか?
・FINER(Feasible, Interesting, Novel, Ethical, Relevant)
10タイトルプロトコル作成演習2
事前学習
事後学習
実際のプロトコル作成
授業内容観察研究のプロトコル作成に必要な要素
11タイトルプロトコル作成演習3
事前学習
事後学習
実際のプロトコル作成
授業内容介入研究のプロトコル作成に必要な要素
12タイトルプロトコル作成演習4
事前学習
事後学習
実際のプロトコル作成
授業内容実際にプロトコルを作成する
13タイトルプロトコル作成演習5
事前学習
事後学習
実際のプロトコル作成
授業内容実際にプロトコルを作成する
14タイトル模擬倫理審査1
事前学習
事後学習
プレゼンテーションと他人のプロトコル評価
授業内容作成したプロトコルを各自発表し、またそのプロトコルについて倫理性・科学性を評価する。
15タイトル模擬倫理審査2
事前学習
事後学習
プレゼンテーションと他人のプロトコル評価
授業内容作成したプロトコルを各自発表し、またそのプロトコルについて倫理性・科学性を評価する。
<実務経験のある教員による授業科目の概要>
実際に医療機関で臨床研究のプロトコル作成~倫理審査を経験している教員である。また社会実装については医薬品医療機器総合機構で医薬品医療機器法に基づく承認審査における審査経験を持つ教員である。
<前年度授業に対する改善要望等への対応>
新規開講科目
<備考>
(未登録)