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授業科目名 基礎神経生理学
時間割番号 LBT221
担当教員名 喜多村 和郎/眞仁田 聡
開講学期・曜日・時限 後期・金・I 単位数 1
<対象学生>
(未登録)
<授業の目的>
脳機能の基礎となる神経細胞の性質を理解するとともに、脳で実際に行われている情報処理について理解する。神経生理学の手法についてその原理や方法を理解する。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
生命環境学部>生命工学科向け
記号コンピテンシー(能力・資質)説明 
BT-A専門理解・検証生命工学分野における専門的な最新の研究内容を説明できる。
BT-B共通教養多様な知識の獲得単位を取得した教養教育科目の概要と、重要な基礎的事項を説明できる。
BT-C健康維持増進力心身の健康を維持・増進する方法について説明できる。
<到達目標>  到達目標とは
目標NO説明コンピテンシーとの対応
BT
1神経生理学の主要概念や最新の研究内容について、調べたことや自分の考えを自らの言葉で論評・説明できるBT-A
2神経細胞の電気的性質や脳機能の生理学的基盤を説明できるBT-B
3神経系と心身の健康の関係について説明できる。BT-C
<成績評価の方法>
目標No割合評価の観点
150%問題解決能力およびレポート作成能力。
240%授業中に小テストを行い、学習意欲や内容の理解度を問う。
310%授業中に小テストを行い、学習意欲や内容の理解度を問う。
合計100% 
<授業の方法>
配布した資料やPCによるスライドを用いて授業をすすめる。基本、面接授業を行うが、新型コロナ感染症の状況次第でオンラインのライブ型授業を行う場合がある。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
ヒトや動物が何を感じ、考え、どのように行動するのか、その基盤となる全ての脳機能は神経細胞の電気的活動によって生み出されています。その基礎を学ぶことで脳神経科学への興味を持ってもらうことを主眼として、できるだけわかりやすい授業を行います。また、脳研究の最先端に触れその面白さを実感してもらえればと思います。
<テキスト>
(未登録)
<参考書>
  1. 酒井正樹著, これでわかるニューロンの電気現象 : 対話形式による講義, 共立出版, ISBN:9784320057296,
    (2013年出版)

  2. 宮川博義, 井上雅司共著, ニューロンの生物物理 第2版, 丸善出版, ISBN:9784621086322,
    (2013年出版)

  3. リチェンルオ著, スタンフォード神経生物学, メディカル・サイエンス・インターナショナル, ISBN:4895928888,
    (2017年出版)
<授業計画の概要>
1タイトルイントロダクション・神経生理学とは?(10/11、喜多村)
事前学習
事後学習
・事前に配布する資料を授業までに読んでおくこと
・授業中に示された課題に取り組むこと
授業内容・授業の進め方や本授業で学ぶ内容の概略や背景を説明します
2タイトル膜電位(10/18、喜多村)
事前学習
事後学習
・事前に配布する資料を授業までに読んでおくこと
・授業中に示された課題に取り組むこと
授業内容・神経生理学の基本である、細胞の電気的性質及び膜電位の発生メカニズム、静止膜電位とは何か?について
3タイトル活動電位(10/25、喜多村)
事前学習
事後学習
・事前に配布する資料を授業までに読んでおくこと
・授業中に示された課題に取り組むこと
授業内容・神経細胞の電気的活動である活動電位の性質について
4タイトルシナプス伝達・可塑性(11/8、喜多村)
事前学習
事後学習
・事前に配布する資料を授業までに読んでおくこと
・授業中に示された課題に取り組むこと
授業内容・神経細胞間のシナプス伝達のメカニズムとその性質について
5タイトル感覚系(11/15、眞仁田)
事前学習
事後学習
・事前に配布する資料を授業までに読んでおくこと
・授業中に示された課題に取り組むこと
授業内容・体性感覚、視覚、聴覚、嗅覚、味覚について
6タイトル運動系(11/22、眞仁田)
事前学習
事後学習
・事前に配布する資料を授業までに読んでおくこと
・授業中に示された課題に取り組むこと
授業内容・筋肉や運動ニューロンの働きについて
・各脳部位がどのように運動を制御するのかについて
7タイトル神経生理学研究の手法(11/29、眞仁田)
事前学習
事後学習
・事前に配布する資料を授業までに読んでおくこと
・授業中に示された課題に取り組むこと
授業内容・神経生理学研究で用いられる手法(電気生理、2光子イメージング、オプトジェネティクス)について
8タイトルまとめ(12/6)
事前学習
事後学習
・レポート課題を出題する
授業内容・これまで学習してきた内容のまとめ
<実務経験のある教員による授業科目の概要>
担当教員の一部は、公的機関(神経生理学分野)での実務経験を有している。
<前年度授業に対する改善要望等への対応>
昨年同様に実施します。
<備考>
(未登録)