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授業科目名 基礎発生工学特論
時間割番号 GLB557
担当教員名 若山 照彦
開講学期・曜日・時限 前期・(未登録)・(未登録) 単位数 2
<対象学生>
(未登録)
<授業の目的および概要>
発生工学は動物の生殖・発生過程に様々な人為的操作を加え、人類にとって有用な新しい生命を作り出すための技術を学ぶ学問である。この基礎発生工学特論では、発生工学の基礎から応用までを学んでもらう。基礎としては、発生工学が誕生した背景から不妊治療への応用など、応用としてはクローン技術や宇宙での生殖についてである。そしてこれらの技術を用いることで、畜産、医療、産業がどの様に改革されるか、また絶滅危惧種の救済や絶滅動物の復活の可能性などについて理解する。応用例や方法の紹介ではビデオやパワーポイントを利用する。
<到達目標>
発生工学がどんな学問か理解し、この技術によりどんなことが可能となり、人類の未来にどんな貢献をするのか説明できるようになること。
<授業の方法>
PPTによる講義中心で、区切りごとにレポート提出
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 40  %ランダムに出された問題に対し、詳しく答えられること。 
2小テスト/レポート 40  %授業の区切りごとに行う。正しく答えられること。 
3受講態度 20  %授業内でランダムに指名して答えてもらう。自分の意見が述べられるかどうかを評価する。 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
本授業は発生工学の基礎を紹介しており難しくはありませんが、初めて聞く用語が多いかもしれません。研究者や胚培養士を目指す学生さんには必須です。
<テキスト>
  1. 日本繁殖生物学会編, 繁殖生物学, インターズー, ISBN:9784899957881,
    (2013年出版)

  2. 佐藤英明 [ほか] 編著 ; 尾畑やよい [ほか] 著, 哺乳動物の発生工学, 朝倉書店, ISBN:9784254450293,
    (2014年出版)
<参考書>
  1. 若山三千彦著, リアル・クローン, 小学館, ISBN:9784093895811,
    (2000年出版)
<授業計画の概要>
発生工学の歴史、体外受精や顕微授精、生殖細胞の凍結保存/凍結乾燥保存技術、キメラ技術、胚性幹細胞やiPS細胞、遺伝子改変技術、宇宙での生殖、クローン技術、遺伝資源の保存技術などを網羅的に学ぶ
<前年度授業に対する改善要望等への対応>
新規開設科目につき該当しない