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授業科目名 細胞生理学特論
時間割番号 GLB556
担当教員名 岸上 哲士
開講学期・曜日・時限 前期・(未登録)・(未登録) 単位数 2
<対象学生>
(未登録)
<授業の目的および概要>
21世紀は生命科学の時代であり、さまざまな生命現象について分子レベルで物理や化学の言葉で理解することが可能になってきた。生命は階層構造をもち、分子が集まって分子集合体をつくり、それらが集まって細胞をつくり、細胞が集まって多細胞個体をつくる。従って、生命を分子レベルで理解するためには、この階層構造のもっとも基本となる細胞のさまざまな働きを知り、その働きをタンパク質などの分子レベルで理解することが重要となる。本講義では、細胞の様々な働きを学習し、その働きを分子レベルで理解することを目標とする。
<到達目標>
生命科学系の論文を読むために必要な細胞生物学の基礎知識を学ぶため
1. 細胞の構造およびそれを構成する分子とその働きについて説明できる。
2. 細胞内のタンパク質の合成、輸送、分解について説明できる。
3. 細胞の増殖やエネルギー代謝について説明できる。
4. 細胞同士および細胞内へのシグナル伝達について説明できる。
5. 細胞機能やその仕組みに関する知識を用いてさまざまな生命現象を説明できる。
ことを到達目標とします。
<授業の方法>
主にオンデマンド講義を行う。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 20  %期末期の試験結果を評価する 
2小テスト/レポート 80  %毎回の小テストやレポートによる内容の理解度を評価する 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
大学院で生物を初めて勉強する人向けの科目です。基礎レベルから上級まで動画や資料を使ってしっかり勉強していきましょう。
<テキスト>
  1. 東京大学生命科学教科書編集委員会編, 理系総合のための生命科学 : 分子・細胞・個体から知る"生命"のしくみ 第5版, 羊土社, ISBN:9784758121026,
    (2020年出版)
<参考書>
  1. Bruce Alberts [ほか] 著 ; 青山聖子 [ほか] 訳, Essential細胞生物学, 南江堂, ISBN:9784524226825,
    (2021年出版)
<授業計画の概要>
1.細胞生物学の概要(教科書 第1章)
2.生物の増殖と恒常性(教科書 第2章)
3.タンパク質と酵素(教科書 第4章)
4.生体膜と細胞の構造:生体膜を構成する脂質(教科書 第9章)
5.生体膜と細胞の構造(教科書 第9章)
6.代謝と生体エネルギー生産(教科書 第10章)
7.光合成(教科書 第11章)
8.細胞内輸送(教科書 第12章)
9.細胞内分解と細胞骨格(教科書 第12/13章)
10.細胞骨格と細胞運動(教科書 第13章)
11.細胞間シグナル伝達系(教科書 第14章)
12.細胞接着と細胞内シグナル伝達系(教科書 第14/15章)
13.細胞内シグナル伝達(教科書 第15章)
14.細胞内シグナル伝達系と神経系(教科書 第15/16章)
15.総括・まとめ
<前年度授業に対する改善要望等への対応>
新規科目のため該当なし