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授業科目名 微生物育種学特論
時間割番号 GLB510
担当教員名 中川 洋史
開講学期・曜日・時限 前期・火・I 単位数 1
<対象学生>
バイオサイエンスコースの1年生
<授業の目的および概要>
微生物を産業利用するにあたって、有用な微生物を自然界から取得した後、変異株の分離や交配、遺伝子組み換え技術などによる育種を通じた物質生産性、発酵力、機能、安定性などの向上が非常に重要になる。本講義では、多様な育種技術を微生物利用産業や学術研究に応用するための知識を身に着けるために、さまざまな産業界で行われている微生物育種の実際について論じる。
<到達目標>
・微生物の育種に用いられる多様な技術について理解し、概要を説明できる。
・さまざまな産業界で行われている微生物育種の実際について理解し、概要を説明できる。
・食品業界で必要とされる、非遺伝子組換え型の微生物育種について理解し、概要を説明できる。
<授業の方法>
全ての授業回について、講義室において面接授業(対面授業)による講義を行う。
面接授業においては、マスクの着用や定期的な換気等、新型コロナウイルスの感染拡大防止に配慮した形式で行うため、マスクの着用等について、教員の指示に従うこと。
なお、新型コロナウイルスの感染拡大状況によっては、面接授業とは異なる形式で授業を実施する可能性もあるので、教員の指示に従うこと。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 80  %講義内容についての理解度と応用力を評価するための記述式試験を行う。 
2受講態度 20  %授業中の積極性や集中度を評価する。 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
本講義では、微生物の産業利用において重要な育種についての発展的な内容を学習する。従って、授業内容を理解するために、基礎微生物学、応用微生物学、生化学、分子生物学、および遺伝学の学部レベルの知識が必要である。
<テキスト>
  1. 特に指定しない。
<参考書>
  1. 穴澤 秀治(監修), 微生物を活用した新世代の有用物質生産技術 (普及版), シーエムシー出版, ISBN:978-4-7813-1375-7
  2. 北本 勝ひこ(監修), 発酵・醸造食品の最新技術と機能性II (普及版), シーエムシー出版, ISBN:978-4-7813-1283-5
<授業計画の概要>
第1回 ミニマムゲノムファクトリーの育種
第2回 酵母における育種の実際(1)
第3回 酵母における育種の実際(2)
第4回 放線菌における育種の実際
第5回 麹菌における育種の実際
第6回 納豆菌における育種の実際
第7回 乳酸菌における育種の実際
第8回 総括、まとめ、および評価
<前年度授業に対する改善要望等への対応>
スライドの内容を、さらにわかりやすくするために改良する。