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授業科目名 比較社会科教育論
時間割番号 EES352
担当教員名 後藤 賢次郎
開講学期・曜日・時限 後期・火・IV 単位数 2
<対象学生>
生活社会教育コース
<授業の目的>
諸外国における社会系教科教育について検討し、我が国の社会系教科教育の特色と課題を考察します。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
教育学部向け
記号コンピテンシー(能力・資質) 
A専門教職教養教育の理念や歴史、思想、制度などについての基礎的な知識を習得している。
B教科等の専門教養取得見込みの教員免許に対応する教科の目標や内容に関する知識を習得している。
C教育課程編成に関する基礎的な知識を習得している。
<到達目標>  到達目標とは
目標NO説明コンピテンシーとの対応
教育
1国際比較を踏まえた我が国の社会科・地理歴史科・公民科の教育の特色と課題が説明できる。B
2諸外国の社会科,地理歴史科,公民科に類する市民性教育の現状と課題が説明できる。C
3諸外国の社会科,地理歴史科,公民科に類する市民性教育の理念や歴史,思想,制度などについての基礎的な知識を習得している。A
<成績評価の方法>
目標No割合評価の観点
140%各回の発表や議論により、国際比較を踏まえた我が国の市民性教育の特質と課題を適切に説明できるか否かを評価する。
230%各回の発表や議論により、諸外国の市民性教育の現状と課題を適切に分析整理し吟味検討できるか否かを評価する。
330%各回の発表や議論により,諸外国の市民性教育の理念や歴史,思想,制度を適切に分析整理し吟味検討できるか否かを評価する。
合計100% 
<授業の方法>
・対面授業。
・演習形式:担当の学生は,選択したトピック,テキストに関して熟読し,その要約と考察,議論したいことをレジュメにして,授業当日発表する。その発表内容に基づいて議論を行う。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
「初等社会科教育法」あるいは「中等社会科教育法I」の何れかを履修した上での受講が望ましい。
<テキスト>
(未登録)
<参考書>
  1. 日本社会科教育学会, 新版社会科教育事典, ぎょうせい
  2. 二宮皓編著, 市民性形成論, 放送大学教育振興会, ISBN:4595135149,
    (2007年出版 放送大学大学院教材, 8940274-1-0711 . 教育開発プログラム)

  3. 棚橋健治, 木村博一編著, 社会科重要用語事典, 明治図書出版, ISBN:4183464307,
    (2022年出版)

  4. 日本教科教育学会編, 教科とその本質 : 各教科は何を目指し、どのように構成するのか, 教育出版, ISBN:4316804839,
    (2020年出版)
<授業計画の概要>
1タイトル国家・社会と市民性教育
事前学習
事後学習
事前学習:諸外国の歴史,政治,産業,自然などについて,大まかに把握しておく。
事後学習:授業内容を整理し、学修を振り返る。
授業内容時代や場所,国家・社会が異なると,市民性教育の有り様,在り方が変わってくることを,受講者の経験や今日的な出来事から議論する。市民性教育について,国際比較をすることの意義と課題について考える。
2タイトル日本の市民性教育(1)
事前学習
事後学習
事前学習:下記テキストを予習する。
事後学習:授業内容を整理し、学修を振り返る。
授業内容森分孝治「20世紀社会科の脱構築」(社会認識教育学会編『社会科教育のニュー・パースペクティブ』明治図書,2003)を読み,戦後日本の社会と教育の関係について考察する。
3タイトル日本の市民性教育(2)
事前学習
事後学習
事前学習:下記テキストを予習する。
事後学習:授業内容を整理し、学修を振り返る。
授業内容「第2章第4節 21世紀の教育において教科等はどのような役割と意義を果たすのか:教科の現代的意義(1)日本」(日本教科教育学会編『教科とその本質』教育出版,2020)について担当者が発表し,これからの日本の社会と教育の関係について考察する。
4タイトルアメリカの市民性教育
事前学習
事後学習
事前学習:テキストを予習する。
事後学習:授業内容を整理し、学修を振り返る。
授業内容『市民性形成論』の該当箇所について担当者が発表し,その国家・社会と市民性教育の特色と関係性について考察,議論する。
5タイトルイギリスの市民性教育
事前学習
事後学習
事前学習:テキストを予習する。
事後学習:授業内容を整理し、学修を振り返る。
授業内容『市民性形成論』の該当箇所について担当者が発表し,その国家・社会と市民性教育の特色と関係性について考察,議論する。
6タイトルドイツの市民性教育
事前学習
事後学習
事前学習:テキストを予習する。
事後学習:授業内容を整理し、学修を振り返る。
授業内容『市民性形成論』の該当箇所について担当者が発表し,その国家・社会と市民性教育の特色と関係性について考察,議論する。
7タイトルフランスの市民性教育
事前学習
事後学習
事前学習:テキストを予習する。
事後学習:授業内容を整理し、学修を振り返る。
授業内容『市民性形成論』の該当箇所について担当者が発表し,その国家・社会と市民性教育の特色と関係性について考察,議論する。
8タイトル中国の市民性教育
事前学習
事後学習
事前学習:テキストを予習する。
事後学習:授業内容を整理し、学修を振り返る。
授業内容『市民性形成論』『教科とその本質』の該当箇所について担当者が発表し,その国家・社会と市民性教育の特色と関係性について考察,議論する。
9タイトル韓国の市民性教育
事前学習
事後学習
事前学習:テキストを予習する。
事後学習:授業内容を整理し、学修を振り返る。
授業内容『市民性形成論』『教科とその本質』の該当箇所について担当者が発表し,その国家・社会と市民性教育の特色と関係性について考察,議論する。
10タイトルタイの市民性教育
事前学習
事後学習
事前学習:テキストを予習する。
事後学習:授業内容を整理し、学修を振り返る。
授業内容『市民性形成論』の該当箇所について担当者が発表し,その国家・社会と市民性教育の特色と関係性について考察,議論する。
11タイトルインターナショナル・バカロレアにおける市民性教育
事前学習
事後学習
事前学習:テキストを予習する。
事後学習:授業内容を整理し、学修を振り返る。
授業内容IB機構のディプロマ・プログラム「歴史」について担当者が発表し,特定の国家・社会に根ざさない,世界市民教育について考察・議論する。
12タイトル市民性教育の国際比較(1)主に欧米諸国と日本で
事前学習
事後学習
事前学習:欧米諸国と日本の市民性教育の特質を復習しておく。
事後学習:授業内容を整理し、学修を振り返る。
授業内容担当者はこれまで検討した欧米の市民性教育を1つ選択し,それと日本の市民性教育を理念,歴史,思想,制度も含めて比較し発表する。その発表をもとに,日本の市民性教育の特色について考察する。
13タイトル市民性教育の国際比較(2)主に欧米諸国同士で
事前学習
事後学習
事前学習:欧米諸国の市民性教育の特質を復習しておく。
事後学習:授業内容を整理し、学修を振り返る。
授業内容担当者はこれまで検討した欧米の市民性教育を2つ選択し,それらの市民性教育を理念,歴史,思想,制度も含めて比較し発表する。その発表をもとに,我が国の市民性教育の特色について考察する。
14タイトル市民性教育の国際比較(3)主にアジア諸国と日本で
事前学習
事後学習
事前学習:アジア諸国と日本の市民性教育の特質を復習しておく。
事後学習:授業内容を整理し、学修を振り返る。
授業内容担当者はこれまで検討したアジアの市民性教育を1つ選択し,それと日本の市民性教育を理念,歴史,思想,制度も含めて比較し発表する。その発表をもとに,日本の市民性教育の特色について考察する。
15タイトル市民性教育の国際比較(4)グローバル化時代の市民性教育と比較のその先を考える
事前学習
事後学習
事前学習:これまで検討した日本と諸外国の市民性教育の特質を復習しておく。
事後学習:授業内容を整理し、学修を振り返る。
授業内容グローバル化とナショナリズムの動向を踏まえ,国家・社会の在り方と市民性教育の今後と,国際比較することの意義について議論する。
<前年度授業に対する改善要望等への対応>
・前年度非開講のため該当しない。
<備考>
(未登録)