山梨大学電子シラバス>検索結果一覧>授業データ



授業科目名 法律学演習IA
時間割番号 EES321A
担当教員名 菅沼 博子
開講学期・曜日・時限 前期・木・IV 単位数 2
<対象学生>
(未登録)
<授業の目的>
憲法など実定法の基本的な考え方を理解し、それをもとに実際の社会問題や事件を法学的に分析できるようになることが本授業の目的である。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
教育学部向け
記号コンピテンシー(能力・資質) 
A専門人や社会への関心日本や世界、自然に関する広い教養を身につけている。
B教科等の専門教養取得見込みの教員免許に対応する教科の目標や内容に関する知識を習得している。
<到達目標>  到達目標とは
目標NO説明コンピテンシーとの対応
教育
1法学的な思考方法を修得する。A
2憲法をはじめとする実定法に関する知識を習得し、実際の社会問題の解決に応用することができる。B
<成績評価の方法>
目標No割合評価の観点
150%授業中、積極的に自分の考えを述べてほしい。
250%報告の機会には前向きに取り組んでほしい。
合計100% 
<授業の方法>
テキストの1冊を輪読する。授業では、参加者に担当箇所を割り当て、その部分について担当者が報告する。その報告にもとづいて、参加者全員で討論する。学期中に2-3回は報告の機会があることが想定される。このため、主体的かつ積極的に取り組むことが求められる。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
法学を足場として、現代日本の課題を考察する作業を文献講読を通じて行います。法学についての詳細な前提知識はなくても差し支えませんが、好奇心をもち、積極的に課題文献と関連資料に向き合う意欲のあるかたを歓迎します。
<テキスト>
  1. 瀧川裕英編, 問いかける法哲学, 法律文化社, ISBN:9784589037886,
    (2016年出版)
<参考書>
  1. 瀧川裕英, 宇佐美誠, 大屋雄裕著, 法哲学, 有斐閣, ISBN:9784641125674,
    (2014年出版)

  2. 深田三徳, 濱真一郎編著, よくわかる法哲学・法思想 第2版, ミネルヴァ書房, ISBN:9784623073962,
    (2015年出版 やわらかアカデミズム・「わかる」シリーズ)

  3. 森村進著, 法哲学講義, 筑摩書房, ISBN:9784480016157,
    (2015年出版 筑摩選書, 0109)

  4. 住吉雅美著, あぶない法哲学 : 常識に盾突く思考のレッスン, 講談社, ISBN:9784065193778,
    (2020年出版 講談社現代新書, 2571)

  5. 住吉雅美著, ルールはそもそもなんのためにあるのか, 筑摩書房, ISBN:9784480684660,
    (2023年出版 ちくまプリマー新書, 440)
<授業計画の概要>
1タイトルガイダンス
事前学習
事後学習
事前)シラバスの内容を確認しておく。
事後)ガイダンス事項を確認しておく。
授業内容授業の到達目標、授業の進め方、授業教材、成績評価について説明する。
2タイトル女性専用車両は男性差別か?
事前学習
事後学習
事前)課題文献の該当箇所を読んでおく(『問いかける法哲学』第6章)。
事後)授業の内容を整理しておく。
授業内容差別に関する文献を読む。
3タイトルドーピングは禁止すべきか?
事前学習
事後学習
事前)課題文献の該当箇所を読んでおく(『問いかける法哲学』第1章)。
事後)授業の内容を整理しておく。
授業内容パターナリズムに関する文献を読む。
4タイトル自分の臓器を売ることは許されるべきか?
事前学習
事後学習
事前)課題文献の該当箇所を読んでおく(『問いかける法哲学』第2章)。
事後)授業の内容を整理しておく。
授業内容所有権に関する文献を読む。
5タイトル犯罪者を薬物で改善してよいか?
事前学習
事後学習
事前)課題文献の該当箇所を読んでおく(『問いかける法哲学』第3章)。
事後)授業の内容を整理しておく。
授業内容刑罰の条件に関する文献を読む。
6タイトルチンパンジーは監禁されない権利を持つか?
事前学習
事後学習
事前)課題文献の該当箇所を読んでおく(『問いかける法哲学』第5章)。
事後)授業の内容を整理しておく。
授業内容動物の権利に関する文献を読む。
7タイトル同性間の婚姻を法的に認めるべきか?
事前学習
事後学習
事前)課題文献の該当箇所を読んでおく(『問いかける法哲学』第7章)。
事後)授業の内容を整理しておく。
授業内容同性婚に関する文献を読む。
8タイトル相続制度は廃止すべきか?
事前学習
事後学習
事前)課題文献の該当箇所を読んでおく(『問いかける法哲学』第8章)。
事後)授業の内容を整理しておく。
授業内容相続制度に関する文献を読む。
9タイトル児童手当は独身者差別か?
事前学習
事後学習
事前)課題文献の該当箇所を読んでおく(『問いかける法哲学』第9章)。
事後)授業の内容を整理しておく。
授業内容児童手当に関する文献を読む。
10タイトル年金は世代間の助け合いであるべきか?
事前学習
事後学習
事前)課題文献の該当箇所を読んでおく(『問いかける法哲学』第10章)。
事後)授業の内容を整理しておく。
授業内容世代間正義に関する文献を読む。
11タイトル裁判員制度は廃止すべきか?
事前学習
事後学習
事前)課題文献の該当箇所を読んでおく(『問いかける法哲学』第11章)。
事後)授業の内容を整理しておく。
授業内容裁判員制度に関する文献を読む。
12タイトル悪法に従う義務はあるか?
事前学習
事後学習
事前)課題文献の該当箇所を読んでおく(『問いかける法哲学』第13章)。
事後)授業の内容を整理しておく。
授業内容遵法義務論に関する文献を読む。
13タイトル国家は廃止すべきか?
事前学習
事後学習
事前)課題文献の該当箇所を読んでおく(『問いかける法哲学』第14章)。
事後)授業の内容を整理しておく。
授業内容国家不要論に関する文献を読む。
14タイトル国際社会に法は存在するのか?
事前学習
事後学習
事前)課題文献の該当箇所を読んでおく(『問いかける法哲学』第15章)。
事後)授業の内容を整理しておく。
授業内容国際社会と法に関する文献を読む。
15タイトルまとめ
事前学習
事後学習
事前)これまでの学習についての振り返りを行う。
事後)本授業の到達目標の達成状況について自己評価を行う。
授業内容授業の総括・まとめを行う。
<前年度授業に対する改善要望等への対応>
アンケート結果確認中
<備考>
(未登録)