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授業科目名 イギリス文学史
時間割番号 EEL211
担当教員名 加藤 千晶
開講学期・曜日・時限 後期・火・IV 単位数 2
<対象学生>
2年生以上
<授業の目的>
古代から20世紀まで、イギリス文学の変遷と発展を、具体的なテクストを参照しながら辿り、文学史を織りなす様々な作品の背景にある文化・歴史・国民性についての洞察を深める。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
教育学部向け
記号コンピテンシー(能力・資質) 
A専門教科等の専門教養取得見込みの教員免許に対応する教科の目標や内容に関する知識を習得している。
B取得見込みの教員免許に対応する学習指導要領の活用の仕方を習得している。
C教育課程編成に関する基礎的な知識を習得している。
<到達目標>  到達目標とは
目標NO説明コンピテンシーとの対応
教育
1イギリス文学史の大まかな流れを理解し、異なる時代の自分が好きな複数の作品を比較・対照して、特徴を語ることができることA
2取得見込みの教員免許に対応する学習指導要領の内容を念頭に置きつつ、イギリス文学の知識を深め、文学を理解する感受性を育むことができることB
3教育課程編成に関する基礎的な知識をふまえて、イギリスの代表的文学作品の効果的な鑑賞・理解ができることC
<成績評価の方法>
目標No割合評価の観点
180%レポート50%(授業内容の理解度、論理性、独自性)、授業内での取り組み50%(発表や課題提出を含む積極的授業参加)
210%レポート50%(授業内容の理解度、論理性、独自性)、授業内での取り組み50%(発表や課題提出を含む積極的授業参加)
310%レポート50%(授業内容の理解度、論理性、独自性)、授業内での取り組み50%(発表や課題提出を含む積極的授業参加)
合計100% 
<授業の方法>
授業前半はおもに講義形式で、グループディスカッションを交えつつ進めますが、後半では、各履修者が作品の解釈や調べたことを発表する機会があります。

おもに「面接授業」を行うが、状況によっては、Teams等のテレビ会議システムによる同時双方向の「ライヴ型」も併用する。「面接授業」では、必要に応じて定期的な換気を行い、消毒を徹底する。「ライヴ型」では、適宜学生の思考の時間、質問等の時間を設ける。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
ディスカッションや発表を交えて授業を行います。必ず予習をして、建設的な批判力と柔軟な発想力を持って、積極的に参加して下さい。
<テキスト>
  1. 川崎寿彦著, イギリス文学史, 成美堂, ISBN:9784791934034,
    (1988年出版)

  2. 配布資料・映像
<参考書>
(未登録)
<授業計画の概要>
1タイトルオリエンテーション
事前学習
事後学習
授業前に、教科書を購入し、目次の頁を開いて知っている作家の名前がどれくらいあるか確認する(沢山なくても構わない)。授業後にオリエンテーションの内容を確認し、第2回以降の授業の予習に取り組む。
授業内容授業の進め方や成績評価の方法について    
イギリス文学概観、ゲルマン民族の大移動、英国の成り立ち、ヨーロッパ文明の二大潮流         
2タイトル古英語・中世英語の文学
事前学習
事後学習
授業前に、指示された範囲の予習を行い、授業内での発言や発表に備える。
授業後に、学んだことを振り返り、Moodleにコメントを投稿し、教員や履修者と共有する。
授業内容文学の誕生、『ベオウルフ』から『ガウェイン卿と緑の騎士』へ
3タイトル中世英語文学
事前学習
事後学習
授業前に、指示された範囲の予習を行い、授業内での発言や発表に備える。
授業後に、学んだことを振り返り、Moodleにコメントを投稿し、教員や履修者と共有する。
授業内容チョーサー
4タイトルテューダー朝からエリザベス朝の文学
事前学習
事後学習
授業前に、指示された範囲の予習を行い、授業内での発言や発表に備える。
授業後に、学んだことを振り返り、Moodleにコメントを投稿し、教員や履修者と共有する。
授業内容宗教改革、ユートピア文学、シドニー、スペンサー
5タイトルルネサンスの詩
事前学習
事後学習
授業前に、指示された範囲の予習を行い、授業内での発言や発表に備える。
授業後に、学んだことを振り返り、Moodleにコメントを投稿し、教員や履修者と共有する。
授業内容イタリア形式とイギリス形式のソネット
6タイトルルネサンスの演劇1
事前学習
事後学習
授業前に、指示された範囲の予習を行い、授業内での発言や発表に備える。
授業後に、学んだことを振り返り、Moodleにコメントを投稿し、教員や履修者と共有する。
授業内容シェイクスピア(喜劇)
7タイトルルネサンスの演劇2
事前学習
事後学習
授業前に、指示された範囲の予習を行い、授業内での発言や発表に備える。
授業後に、学んだことを振り返り、Moodleにコメントを投稿し、教員や履修者と共有する。
授業内容シェイクスピア(悲劇)
8タイトル17世紀:清教徒革命と王政回復期
事前学習
事後学習
授業前に、指示された範囲の予習を行い、授業内での発言や発表に備える。
授業後に、学んだことを振り返り、Moodleにコメントを投稿し、教員や履修者と共有する。
授業内容欽定訳聖書、形而上派詩人たち、ミルトン
9タイトル18世紀~19世紀初期:ジャーナリズムと風刺
事前学習
事後学習
授業前に、指示された範囲の予習を行い、授業内での発言や発表に備える。
授業後に、学んだことを振り返り、Moodleにコメントを投稿し、教員や履修者と共有する。
授業内容デフォー、スウィフト、ポープ、サミュエル・ジョンソン
10タイトル18世紀~19世紀初期:小説の誕生 
事前学習
事後学習
授業前に、指示された範囲の予習を行い、授業内での発言や発表に備える。
授業後に、学んだことを振り返り、Moodleにコメントを投稿し、教員や履修者と共有する。
授業内容リチャードソン、フィールディング、オースティン
11タイトルロマン主義:ロマン派第一世代 
事前学習
事後学習
授業前に、指示された範囲の予習を行い、授業内での発言や発表に備える。
授業後に、学んだことを振り返り、Moodleにコメントを投稿し、教員や履修者と共有する。
授業内容ワーズワス、コールリッジ
12タイトルロマン主義: ロマン派第二世代
事前学習
事後学習
授業前に、指示された範囲の予習を行い、授業内での発言や発表に備える。
授業後に、学んだことを振り返り、Moodleにコメントを投稿し、教員や履修者と共有する。
授業内容バイロン、シェリー、キーツ
13タイトルヴィクトリア朝の詩
事前学習
事後学習
授業前に、指示された範囲の予習を行い、授業内での発言や発表に備える。
授業後に、学んだことを振り返り、Moodleにコメントを投稿し、教員や履修者と共有する。
授業内容テニスン、ブラウニング
14タイトルヴィクトリア朝の文学と美術・批評
事前学習
事後学習
授業前に、指示された範囲の予習を行い、授業内での発言や発表に備える。
授業後に、学んだことを振り返り、Moodleにコメントを投稿し、教員や履修者と共有する。
授業内容ラファエル前派、ワイルド、ペイター、ラスキン
15タイトルヴィクトリア朝の小説とまとめ
事前学習
事後学習
授業前に、指示された範囲の予習を行い、授業内での発言に備えるとともに、授業全体を振り返り、特に関心を持った作品について復習しておく。
授業後に、最終レポートを作成・提出し、シラバスの到達目標の達成度について自己評価する。
授業内容ディケンズ、ブロンテ姉妹、ハーディ
<前年度授業に対する改善要望等への対応>
イギリス文学史の前半に出てくる作品は、古い言葉で書かれていて、学生が自力のみで読むことは難しい面があるため、解説が多くなりがちですが、前年度同様ディスカッションの時間を設けて、履修者が主体的に参加できる時間をできるだけ増やすようにします。後半には発表の時間もあります。パワーポイント資料や映像などは、前年度に引き続き活用しますが、テキストに限らず書物を通じて広範な知識にふれることは大学生として大事なことですので、本を通して知を追求する楽しさも存分に味わっていただきたいと思います。
<備考>
履修者の理解度、関心により多少の変更の可能性があります。