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授業科目名
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母性看護学実習
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担当教員
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小林 康江/佐々木 美果/高岡 智子/眞嶋 ゆか
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時間割番号
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単位数
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履修年次
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期別
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| DNN305 |
2 |
3 |
後期 |
| <授業の概要> |
| 妊娠期から産褥期にある母子と家族の健康の保持・増進を目指し、ウェルネスの視点から対象の健康課題を捉え、変化への適応を促進するための基礎的な看護実践能力を養う科目である。妊娠期から産褥期にある母子と家族の特徴と親になる過程を理解し、健康問題および健康課題の解決に必要な母性看護の基本的知識・技術・態度を習得する。また、母子と家族の健康を支える看護および地域や多職種との連携・協働の実際を通して、妊娠期から産褥期にある母子と家族に対する母性看護の役割を考察する。 |
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<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
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| 医学部>看護学科向け | | 記号 | コンピテンシー(能力・資質) | |
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| A | 専門 | 豊かな人間性 | ○ | | B | 問題解決力能力 | ○ | | C | 看護実践力 | ◎ | | D | 連携する力 | ○ | | E | 自己研鑽力 | ○ |
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| <到達目標> |
| 目標NO | 説明 | コンピテンシーとの対応 |
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| 看護 |
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| 1 | 対象理解と看護実践に必要な知識(1)妊娠期から産褥期の女性の身体・心理・社会面で生じる変化に関する知識と受け持ち対象者の健康、日常生活行動、経過を関連付けて、口頭と記録に表現できる。 | B | | 2 | (2)胎児・新生児の成長・発達に関する知識と受け持ち胎児・新生児の健康状態および経過を関連付けて、口頭と記録に表現できる。 | B | | 3 | (3)母子の相互作用に関する知識と受け持ち母子の母子関係の形成を関連付けて、口頭と記録に表現できる。 | B | | 4 | (4)妊娠に伴い変化する家族やパートナーの心理に関する知識と受け持ち対象者の心理・社会面を関連付けて、口頭と記録に表現できる。 | B | | 5 | (5)地域や多職種との連携・協働に関する知識と受け持ち対象者への支援の実際を関連付けて、口頭または記録に表現できる。 | B | | 6 | 看護過程の展開と看護の実践(1)ウェルネスの視点から受け持ち対象者の健康問題・課題を把握することができる。 | C | | 7 | (2)対象者および家族の状況をふまえた到達目標を設定し、看護計画を立案できる。 | C | | 8 | (3)母子の状況を考慮して、立案した看護計画を安全・安楽に正確に実施できる。 | C | | 9 | (4)実施した看護について対象者の反応と目標の到達度から評価し、計画を修正できる。 | C | | 10 | (5)看護実践とカンファレンスを通して、母子と家族にとってよりよい看護および母性看護の役割について提示できる。 | E | | 11 | 看護学生としての責務(1)対象者の尊厳と権利の尊重を意識して対象者への看護に適用できる。 | A | | 12 | (2)医療チームの一員として母子の看護に取組み、スタッフと教員に報告・連絡・相談ができる。 | A | | 13 | (3)グループメンバーおよび実習に関わる人々と積極的にコミュニケーションを取り、実習目標の到達に向けて相互に協力することができる。 | D | | 14 | (4)日々の看護を省察して看護実践の課題を明確にし、改善策を見出すことができる。 | E | | 15 | (5)実習を通して自己の課題を明確にし、解決に向けて積極的に質問を行い調べることができる。 | E |
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| <成績評価方法> |
| 目標No | 割合 | 評価の観点 |
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| 1 | 10% | 身体・心理・社会面のアセスメントの適切性 | | 2 | 5% | 胎児・新生児のアセスメントの適切性 | | 3 | 3% | 母子相互作用に関するアセスメントの適切性 | | 4 | 2% | 家族に関するアセスメントの適切性 | | 5 | 2% | 地域や多職種との連携に関するアセスメントの適切性 | | 6 | 10% | 健康問題・課題把握の適切性 | | 7 | 10% | 看護計画の適切性 | | 8 | 25% | 看護技術到達度(安全・正確性、倫理的配慮、安楽、アセスメントと評価、コミュニケーション) | | 9 | 5% | 実践した看護の評価と計画修正の適切性 | | 10 | 15% | カンファレンス参加度(テーマ要点の把握、積極性、建設的意見) | | 11 | 3% | 対象者の尊厳・権利を尊重した態度がとれているか | | 12 | 3% | 報告・連絡・相談をしながら実習できているか | | 13 | 2% | 実習目標の到達に向けて他者と協力できているか | | 14 | 2% | 看護実践の課題と改善策の明確さの程度 | | 15 | 3% | 学習への積極性、主体性の程度 | | 合計 | 100% | |
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| <授業計画> |
1.実習期間 3年次後期 2.実習場所 山梨大学医学部附属病院 4北病棟(産科病棟)、産科外来、看護学科母性実習室 3.実習内容 ①褥婦または妊婦、新生児を受け持ち、病棟または学内で看護実践を行う。 ②周産期の看護に関する見学実習を行う。 ③カンファレンスやレポートを通して、母性看護の実践への考察を深める。 4.事前学習 母性看護の知識と技術、実習に関する動画を視聴し、実習に備えて各自で学習をする。 |
| <教科書>
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- 中込さと子, 小林康江, 荒木奈緒編, 概論・リプロダクティブヘルスと看護 第3版, メディカ出版, ISBN:9784840481601,
(2024年出版 ナーシング・グラフィカ, . 母性看護学)
- 小林康江, 中込さと子, 荒木奈緒編, 母性看護の実践 第3版, メディカ出版, ISBN:9784840481618,
(2024年出版 ナーシング・グラフィカ, . 母性看護学)
- 荒木奈緒, 中込さと子, 小林康江編, 母性看護技術 第6版, メディカ出版, ISBN:9784840481625,
(2024年出版 ナーシング・グラフィカ, . 母性看護学)
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| <参考書> |
| (未登録) |
| [実務経験のある教員による授業科目の概要] |
| 助産師、看護師の実務経験のある教員が実習指導を行う。 |
| [前年度授業に対する改善要望等への対応] |
| アンケート結果確認中 |