山梨大学電子シラバス>検索結果一覧>授業データ



授業科目名
分娩介助・新生児受け実習
担当教員
小林 康江/佐々木 美果/高岡 智子/眞嶋 ゆか
時間割番号
単位数
履修年次
期別
DNG407 6 4 前期
<授業の概要>
正常分娩経過における助産診断と分娩介助を助産師と共に経験し、助産診断能力、助産介助技術を習得する。分娩期における正常からの逸脱について判断する能力を養い、異常等に対する処置・介助の実際について学ぶ。出生直後から生後2時間までの新生児の助産ケアについて助産師と共に実践し習得する。実習を通して助産師の職業アイデンティティの獲得を目指す。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
医学部>看護学科向け
記号コンピテンシー(能力・資質) 
A専門問題解決力能力
B看護実践力
C自己研鑽力
<到達目標>
目標NO説明コンピテンシーとの対応
看護
1分娩期のリスク因子の査定をし、分娩進行の判断・予測を含む助産診断ができ、必要なケア計画が立案できる。B
2ドウーラの役割を果たしながら、産婦のケアができる。B
3助産師の指導を受けながら、母子に対して安全に分娩介助を実施することができる。B
4正常からの逸脱の予測・判断と、必要なケアができる。B
5出生直後の状態を予測したアセスメントができる。B
6新生児蘇生法のアルゴリズムの判断ができる。B
7出生直後のルーチンケアおよび生後2時間までのフィジカルイグザミネーション、処置およびケアができる。B
8親子関係の始まりを支えるアタッチメント促進のためのケアができる。B
9蘇生が必要な新生児への対応が理解できる。A
10自己の実践を日々振り返り、課題を明確にし、課題を解決するために学習を積み、自己研鑽することを習慣付ける。 C
<成績評価方法>
目標No割合評価の観点
110%産婦・胎児の健康診断からリスク因子の査定をし、分娩進行の判断・予測ができ、産婦の状況に応じたケア計画が立案できたか否かを、分娩介助評価表を使用し評価する。
210%分娩期の産婦と家族に付き添い、様々なかたちでエモーショナルサポートを提供できていたか否かを、分娩介助評価表を使用し評価する。
310%基本的な分娩介助技術を習得し、母子に対して安全に分娩介助を実施することができたか否かを、分娩介助評価表を使用し評価する。
415%正常からの逸脱についてアセスメントした内容とケアを助産師に報告し、ケアの実践ができたか否かを分娩介助評価表を使用し評価する。
515%出生直後の児の状況を予測するために必要な情報を収集し、アセスメントができたか否かを分娩介助評価表を使用し評価する。
610%出生直後の児を新生児蘇生法のアルゴリズムに沿って判断し、必要なケアや処置ができたか否かを分娩介助評価表を使用し評価する。
710%出生直後および生後2時間までの児に必要なフィジカルイクザミネーションおよび胎外生活への移行を円滑にするためのケアができたか否かを、新生児受け評価表を使用し評価する。
85%母児の対面や母および家族との接触を促すケアができたか否かを、新生児受け評価表を使用し評価する。
95%蘇生が必要な新生児の状況やケアについて、自らの言葉で具体的に説明できたか否かを評価する。
1010%分娩介助を実施した事例ごとにスタッフと分娩介助評価を用いて評価を行い、次回の課題を自らの言葉で具体的に説明しその課題を解決するための学習が実習記録に記載できているか否かを評価する。
合計100% 
<授業計画>
臨地実習
1)実習期間:令和6年7月22日(月)~10月4日(金)
2)実習時間:褥婦・新生児への看護ケア実習は日勤帯とする。
分娩介助実習のためのオンコール時間帯は24時間とする。
深夜にわたって分娩介助実習を行った場合は、その当日は1日休暇とする。
褥婦・新生児を受持っている期間に新たに入院した産婦を受持つ場合は、その日は褥婦と新生児の直接ケアは実施せず、記録類や直接ケアをした助産師からの情報を得ることとする。
褥婦や新生児の状態の変化の観察の目的で、実習時間を延長する場合は、勤務助産師に、実習内容と延長希望の時間を伝える。
3)実習施設:山梨大学医学部附属病院、山梨市立産婦人科医院
4)事前課題:実習に向けた準備を行う。
<教科書>
(未登録)
<参考書>
(未登録)
[実務経験のある教員による授業科目の概要]
指導教員は全員助産師経験を有し、実習施設の指導助産師と連携し、学生の実践力と臨床判断力の指導を行う。
[前年度授業に対する改善要望等への対応]
実習日程が過密にならないような実習体制の確保を検討した結果、実習施設を1施設から2施設へと変更した。