山梨大学電子シラバス−授業データ

授業科目名

助産学概論

担当教員

小林　康江

時間割番号

単位数

履修年次

期別

DNG304

前期

＜授業の概要＞

アクティブラーニングの手法を用い、助産師の役割と業務範囲について日本ならびに諸外国の実態を明らかにし、助産師の責務と役割について総合的な視点から理解を深める。専門職としての助産師の役割、倫理、法規、さらに日本･諸外国の母子保健施策と助産師の役割について身につける。

＜本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー＞（能力・資質）

医学部>看護学科向け

記号	コンピテンシー（能力・資質）
A	専門	問題解決力能力	◎
B		連携する力	○
C		地域ケアに貢献する力	○
D		自己研鑽力	○

＜到達目標＞

目標NO	説明	コンピテンシーとの対応
目標NO	説明	看護
1	助産の基盤概念である「女性を中心としたケア」、「家族を中心としたケア」を説明できる。EBNの手法や文献検索を行い必要な情報を入手できる	A
2	周産期医療システムにおける医療と地域の多職種連携について説明できる。	B
3	出身地の母子保健施策について調べることができる。	C
4	周産期医療を取り巻く課題を取り上げ、レポートをワードを用いて作成することができる。	D

＜成績評価方法＞

目標No	割合	評価の観点
1	10%	リアクションシートに助産の基盤概念を用いて、助産ケアの対象者に対して、どのようなケアを実践したいと考えるか記述できる。
2	10%	リアクションシートに、なぜ周産期医療システムに他職種連携が必須となるのか記述できる。
3	20%	法的根拠を含めて、出身地の母子保健施策についてミニレポートに記述できる。
4	60%	(1)出題の意図・テーマ把握・内容理解　　　(2)論理構成・考察力　　(3)表現・文字の正確さ　　　(4)引用・出典明示　　　(5)看護学・助産学を日常生活を関連づけ問題提起する視点　(6)レポートのタイトルと内容の一致度　各評価項目に対して、評価指標を定め評価する。
合計	100%

＜授業計画＞

1回目：ガイダンス、助産課程について、助産・助産師の定義（小林康江）
2回目：助産の概念と歴史、助産師の倫理（小林康江）　
3回目：助産業務と法制度（小林康江）　　
4回目：母子保健と助産師（小林康江）
5回目：これからの助産師の活動（小林康江）
6回目：EBMと文献検索（小林康江）
7回目：助産師の働き方の実際（病院勤務助産師）
8回目：助産師の働き方の実際（クリニック勤務助産師）

＜教科書＞

(未登録)

＜参考書＞

(未登録)

［実務経験のある教員による授業科目の概要］

担当者は助産師経験を有している。7,8回目の講義は、本学を卒業し現在助産師活動を実践している助産師の今日までの体験に基づく講義である。学生が将来を検討する歳の身近なモデルとなる。

［前年度授業に対する改善要望等への対応］

新規開設科目につき該当しない