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授業科目名
社会環境医学
担当教員
横道 洋司/三宅 邦夫/大岡 忠生/堀内 清華/篠原 亮次/久島 萌/由井 秀樹/西郷 達彦/下野 寿之
時間割番号
単位数
履修年次
期別
DMD402 3 4 通期
<授業の概要>
社会環境医学の講義では、衛生学、公衆衛生学を学ぶ。予防医学、環境医学、地域保健・医療公共政策(地域医療・保健・福祉、産業保健、災害医療、健康関連制度)、疫学・統計学、国際保健について知る。同時に、社会環境医学領域の倫理について学ぶ。学習目標は公衆衛生的視野の涵養、すなわちPublic Health Mindを身に付けることである。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
医学部>医学科向け
記号コンピテンシー(能力・資質) 
A専門医学知識と問題対応能力
B社会における医療の実践
C科学的思考
D生涯にわたってともに学ぶ姿勢
<到達目標>
目標NO説明コンピテンシーとの対応
医学
1統計の基礎を学ぶ。C
2統計手法の適応を学ぶ。C
3根拠に基づいた医療の方法を身に付ける。B
4保健統計の意義と現状、疫学とその応用、疾病の予防について学ぶ。C
5生活習慣(食生活を含む)とそのリスクについて学ぶ。D
6社会と健康・疾病との関係を理解し、個体及び集団をとりまく環境諸要因の変化による個人の健康と社会生活 への影響について学ぶ。B
7地域医療・地域保健の在り方と現状及び課題を理解し、地域医療に貢献するための能力を獲得する。B
8限られた医療資源の有効活用の視点を踏まえ、保健・医療・福祉・介護の制度の内容を学ぶ。B
9国際保健の重要性について学ぶ。A
<成績評価方法>
目標No割合評価の観点
15%期末試験と出席
25%期末試験と出席
310%期末試験と出席
415%期末試験と出席
515%期末試験と出席
615%期末試験と出席
715%期末試験と出席
815%期末試験と出席
95%期末試験と出席
合計100% 
<授業計画>
次の項目の授業を全50コマの枠で行う。

地域社会・医療計画・地域包括ケアシステム・かかりつけ医, 地域の健康格差、地域と診療科への医師の偏在
災害医療DMATほか
国際医療への貢献, 国際保健
生涯学習, 生涯学習、リサーチマインド、知的好奇心、探究心,先人の偉業、医学と医療, 研究計画、研究手法、研究成果の記録と管理、研究不正、対象者の保護
統計の基礎, 尺度(間隔、比、順序、名義)、データの分布(欠損値を含む)、正規分布の母平均の信頼区間、相関分析、平均値と割合の検定等、多変量解析, 罹患率、有病率、割合・比・率の違い及び代表的な疫学指標(有病割合、リスク比、罹患率等)
統計手法の適用, 人口統計(人口静態と人口動態)、疾病・障害の分類・統計(ICD 等)、平均寿命、健康寿命、多変量解析、バイアスや交絡、年齢調整における直接法と間接法
根拠に基づいた医療
疫学と予防医学, 観察研究(記述研究、横断研究、症例対照研究、コホート研究)及び介入研究(ランダム化比較試験等)
生活習慣病
栄養、食育、食生活、身体活動, 高齢者の栄養マネジメント、栄養やエネルギー代謝に関する知識
心の健康, 休養や心の健康
喫煙、飲酒、健康管理, 喫煙や飲酒
健康の定義、障がいと疾病、QOL, 健康に関わる知識(定義、健康寿命、健康生成論、ウェルビーイング、QOL、SDH、ICF、UHC 等)
社会構造と社会的決定要因とアドボカシー
仕事と健康、環境、公害
母子保健、学校保健
産業保健
成人・高齢者保健
スポーツ医学, 身体活動、スポーツ医・科学(競技スポーツ以外も含む)の知識や統計情報
社会保障制度、医療保険、介護保険, 社会保障、社会保険、公的扶助、社会福祉、医療保険、介護保険、年金保険、障害者
高齢者福祉、高齢者医療
医師法、医療法、医療法規, 健康増進法、栄養、身体活動、休養等の健康増進施策、地域保健
感染症法、食品衛生法
予防接種
医学研究と倫理, 生命倫理, 自己決定権、身体・心理・社会の問題
臨床試験と治験
ディベート
<教科書>
(未登録)
<参考書>
  1. 国民衛生の動向, 厚生労働統計協会,
    (最新版を使用すること)
[実務経験のある教員による授業科目の概要]
産業医に従事する教員2名、行政のがん登録事業に従事する教員1名、ラオス等で国際保健の経験を積んだ教員1名が担当する。
[前年度授業に対する改善要望等への対応]
コアカリキュラムに対応しながら実情に合わせた授業計画を作成した。