山梨大学電子シラバス>検索結果一覧>授業データ



授業科目名
生物
担当教員
吉村 健太郎
時間割番号
単位数
履修年次
期別
DMA118 1 1 前期
<授業の概要>
本授業では医学を学ぶ上での知識基盤を構築することを目的とし、人体の構造や機能の概要に触れた後に、細胞生物学や分子生物学の基礎的な内容を講義する。人体やそれを構成する基本単位である細胞の機能や構造に関する、高校レベルの知識が備わっていることを前提として実施するため、事前に当該範囲について生物基礎や生物の教科書を用いて復習しておくことが望ましい。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
医学部>医学科向け
記号コンピテンシー(能力・資質) 
A専門医学知識と問題対応能力
B科学的思考
C生涯にわたってともに学ぶ姿勢
<到達目標>
目標NO説明コンピテンシーとの対応
医学
1細胞の構造や機能について関連する分子機構を含めて説明できる。B
2人体の構造や機能を概説できる。A
3生命科学研究に関する方法論を知る。C
<成績評価方法>
目標No割合評価の観点
130%小試験(単位取得には2/3以上の出席が不可欠)
260%試験(単位取得には2/3以上の出席が不可欠)
310%レポート、学習意欲
合計100% 
<授業計画>
授業実施形態:面接授業(状況によってはZoomあるいはTeamsを用いたライブ型授業を行う)
Essential細胞生物学(第5版)は必ず購入すること。
参考書については初回に解説を行う。

全15回の授業予定
1. 人体の構造と機能
2. 細胞の構造と成分(第1, 2章)
3. タンパク質(第4章)
4. DNAと染色体(第5, 6章)
5. タンパク質の生合成(第7, 8章)
6. 膜の構造と輸送(第11, 12章)
7. 分解とエネルギー産生(第13, 14章)
8. まとめと復習、中間試験
9. 物質の取込と細胞内輸送(第15章)
10. シグナル伝達(第16章)
11. 細胞骨格(第17章)
12. 細胞周期(第18章)
13. 体細胞分裂と減数分裂(第19章)
14. 細胞接着と細胞極性(第20章)
15. 最終試験
カッコ内の章は授業内容に相当したおおよそのEssential細胞生物学の範囲

・授業の順や内容は進捗状況により前後する場合がある。
・資料の配布や各種情報の提供は基本的にmoodleを介して行う。
・各回の授業前にmoodleに掲示された内容を必ず確認すること。
<教科書>
  1. Bruce Alberts [ほか] 著 ; 青山聖子 [ほか] 訳, Essential細胞生物学(第5版), 南江堂, ISBN:4524226826,
    (2021年出版)
<参考書>
  1. D・サダヴァ他著 ; 石崎泰樹, 中村千春監訳・翻訳 ; 小松佳代子翻訳, 細胞生物学, 講談社, ISBN:4065137438,
    (2021年出版 ブルーバックス, B-2163 . カラー図解アメリカ版新大学生物学の教科書)

  2. D・サダヴァ他著 ; 石崎泰樹, 中村千春監訳・翻訳 ; 小松佳代子翻訳, 生化学・分子生物学, 講談社, ISBN:4065137454,
    (2021年出版 ブルーバックス, B-2165 . カラー図解アメリカ版新大学生物学の教科書)

  3. 坂井建雄, 橋本尚詞著, ぜんぶわかる人体解剖図 : 系統別・部位別にわかりやすくビジュアル解説, 成美堂出版, ISBN:9784415306193,
    (2010年出版)

  4. Lisa A. Urry [ほか著] ; 池内昌彦 [ほか訳], キャンベル生物学, 丸善出版, ISBN:4621302760,
    (2018年出版)
[実務経験のある教員による授業科目の概要]
細胞生物学、分子生物学を専門分野として研究を行ってきた教官が担当する。
[前年度授業に対する改善要望等への対応]
高校において生物の学習をあまり行ってこなかった者でも理解できるよう、基礎的な内容から講義をスタートし、どのように学習すれば良いか随時アドバイスする。