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授業科目名 多文化共生の現場を歩く
時間割番号 CPYK36
担当教員名 長坂 香織
開講学期・曜日・時限 集中・(未登録)・(未登録) 単位数 1
<対象学生>
全学部生
<授業の目的>
この科目は「連携開設科目(主幹大学:山梨県立大学)」です。
授業の実施日については、大学ホームページ(https://www.yamanashi.ac.jp/campuslife/332)に掲載「教養教育連携開設科目履修ガイド」の令和6年度連携開設科目(主幹大学:山梨県立大学)一覧(PENTAS YAMANASHI)を確認してください。

多文化共生に関わる現場に足を運び、実際に見て、その現場の方の話を聴くことを通して、多文化共生の現状と課題を肌で感じ、理解する。また、それらの課題解決に向けた現場の対処について学び、多文化共生を自分事として考える姿勢を身につける。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
全学共通教育科目向け
記号コンピテンシー(能力・資質)説明 
A共通教養地域理解自らの生活の場である地域の特色・課題を説明できる。
B汎用能力4・論理的思考力情報を多面的・客観的にとらえ、筋道を立てて根拠を示しながら説明できる。
C5・問題解決力課題設定力課題を明らかにし、解決すべき「問い」を立てることができる。
<到達目標>  到達目標とは
目標NO説明コンピテンシーとの対応
共通
1多文化共生に関わる現場の現状と課題を実感し、理解することができる。A
2多文化社会の一員として、共生を進めるために必要なことについて考え、自分のことばで表現することができる。B
3多文化共生を自分事として捉える姿勢を身につける。C
<成績評価の方法>
目標No割合評価の観点
130%授業の振り返りにより、現場の現状と課題を実感し理解することができたか評価する
240%課題レポートにより、共生を進めるために何が必要か考え、それを自分のことばで表現することができたか評価する
330%最終発表の内容と授業への参加状況により、多文化共生を自分事として捉える姿勢を身につけたか評価する
合計100% 
<授業の方法>
本講義では、異なる文化を持つ外国人との共生に向けた取り組みを行っている現場の視察研修をとおし、現状と課題および現場の対応を直に学び、その学びを通して課題解決の方法について考えます。
事前課題:多文化共生対応人材育成プログラム共通
アクティブラーニング:第1回目意見交換/第8回目発表・意見交換
第2回目-第7回目については現場視察であり、各現場担当者との質疑応答、意見交換、その後の振り返りを含む
<受講に際して・学生へのメッセージ>
到達目標には設定してありませんが、日常ではあまり出会うことのない、見えない存在である外国人住民の仕事の現場、生活の現場を視察研修することをとおして、同じ人間として共感し、受容することの重要性を理解できると嬉しいです。自分の中にある偏見にも気づくことができると良いですね!さあ、あなたの見たことのない世界に一緒に行ってみませんか?
<テキスト>
  1. なし
<参考書>
  1. 移住労働者と連帯する全国ネットワーク編著, 多民族・多文化共生社会のこれから : NGOからの政策提言 2009年改訂版, 移住労働者と連帯する全国ネットワーク,現代人文社 : 大学図書 (発売), ISBN:9784877984113
  2. 総務省(2021). 多文化共生事例集(令和3年度版),
    (https://www.soumu.go.jp/menu_seisaku/chiho/tabunkakyousei_suishin_r03.html)

  3. 近藤敦編著, 多文化共生政策へのアプローチ, 明石書店, ISBN:9784750333366,
    (2011年出版)

  4. 近藤敦編著 ; 奥貫妃文 [ほか執筆], 外国人の人権へのアプローチ, 明石書店, ISBN:9784750341545,
    (2015年出版)

  5. その他、随時、指示する。
<授業計画の概要>
1タイトル(8/9(金)) オリエンテーション、多文化共生に関するプレディスカッション
事前学習
事後学習
授業後に振り返りを提出
授業内容県内、県外訪問予定および訪問先に関する説明/多文化共生の現状に関する意見交換をする
2タイトル(8/20(火)) バスによる県内研修(1日)(第2回から第4回は同日)
事前学習
事後学習
訪問先について情報収集する
授業後に振り返りを提出
授業内容製造業、教育機関をはじめとした、多文化共生の現場および活動の視察研修
3タイトル(8/20(火)) バスによる県内研修(1日)
事前学習
事後学習
訪問先について情報収集する
授業後に振り返りを提出
授業内容製造業、教育機関をはじめとした、多文化共生の現場および活動の視察研修
4タイトル(8/20(火)) バスによる県内研修(1日)
事前学習
事後学習
訪問先について情報収集する
授業後に振り返りを提出
授業内容製造業、教育機関をはじめとした、多文化共生の現場および活動の視察研修
5タイトル(8/22(木)) バスによる県外研修(1日)(第5回、第6回は同日)
事前学習
事後学習
訪問先について情報収集する
授業後に振り返りを提出
授業内容① JICA横浜海外移住資料館(神奈川県横浜市中区)
日本人の海外移住の歴史と日本に住む日系人について
② 外国人在留支援センター「FRESC」(東京都新宿区四谷)
国の外国人在留支援について
6タイトル(8/22(木)) バスによる県外研修(1日)
事前学習
事後学習
訪問先について情報収集する
授業後に振り返りを提出
授業内容① JICA横浜海外移住資料館(神奈川県横浜市中区)
日本人の海外移住の歴史と日本に住む日系人について
② 外国人在留支援センター「FRESC」(東京都新宿区四谷)
国の外国人在留支援について
7タイトル指定された県内の現場から、最低1か所を選び視察研修
事前学習
事後学習
訪問先について情報収集する
授業後に振り返りを提出
授業内容日本語教室、サードプレイス、小学校などの視察研修
8タイトル(9/28(土)) 発表と意見交換(ディスカッション)、まとめ
事前学習
事後学習
発表準備
課題レポートの提出
授業内容発表と意見交換、授業のまとめ
<実務経験のある教員による授業科目の概要>
各現場の担当者の生の声を聞く。
教員は多文化共生に関する複数の地域活動(市民団体)に長年携わっている。
<前年度授業に対する改善要望等への対応>
授業評価アンケート対象外
<備考>
・本科目は、次の時間帯と場所で実施する。
第1回 8/9(金) 18:15~19:45 山梨県立大学飯田キャンパス(社会人のみオンライン可)
第2回~第4回 8/20(火) 7:40~17:30 県内各施設(集合・解散場所 山梨県立大学飯田キャンパス)
第5回・第6回 8/22(木) 6:00~19:00 県外各施設(集合・解散場所 山梨県立大学飯田キャンパス)
第7回 地域の各団体と調整(交通手段に配慮して、平日、土日を含めた複数の選択肢を設けます)
第8回 9/28(土) 10:40~12:10 山梨県立大学飯田キャンパス(社会人のみオンライン可)
* バスによる視察研修の際の昼食は各々が負担します。
** 第7回目の授業については、各自の選択した視察研修の場により必ずしも第7回目になるとは限りません。

・他大学や社会人等とともに学ぶ「PENTAS YAMANASHI」の科目です。