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授業科目名 人間理解の心理学
分類・系統社会科学 社会系
時間割番号 CAS008 C
担当教員名 小野田 亮介
開講学期・曜日・時限 後期・月・V 単位数 2
<対象学生>
(未登録)
<授業の目的>
心理学的な視点から人間への理解を深める。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
全学共通教育科目向け
記号コンピテンシー(能力・資質)説明 
A共通教養多様な知識の獲得単位を取得した教養教育科目の概要と、重要な基礎的事項を説明できる。
B批評力学んだ内容を自らの言葉で的確に論評・伝達できる。
C汎用能力5・問題解決力省察力取り組みを評価し、解決方法や計画を改善できる。
<到達目標>  到達目標とは
目標NO説明コンピテンシーとの対応
共通
1心理学に関する基本的な知識を獲得し,自身のことばで説明ができること。A
2講義内容を自らの日常生活の問題に結びつけて考えたり説明したりできること。B
3経験的,直感的な人間理解に対して批判的な観点で論評ができること。C
<成績評価の方法>
目標No割合評価の観点
160%学期末レポートにより,心理学の知識を正確に用いて人間の行動を説明できているかを評価する。
220%毎回の授業における予習課題とリアクション・ペーパーにより評価する。
320%授業内課題,コースクレジット課題(心理学実験・調査)により評価する。
合計100% 
<授業の方法>
Moodleにアップロードした資料や動画によるオンデマンド型の授業を行う。
授業外学習として予習と復習の2つの課題があり,受講者は指定された期日までに両課題に取り組む。
予習はMoodle上の掲示板機能を用いて実行し,復習はMoodle上の課題機能を用いてリアクション・ペーパーの提出により実行する予定である。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
毎回の受講はもちろんのこと,講義内容について積極的に解釈・理解しようとする態度を求めます。また,予習や復習で自分なりの考えを心理学の観点から表現することや,講義内で実施する課題に参加し,心理学の方法論について体験的に理解することも必要となります。
<テキスト>
(未登録)
<参考書>
  1. 授業内で適宜紹介する。
<授業計画の概要>
1タイトルオリエンテーション
事前学習
事後学習
・講義後の課題
授業内容講義の進め方と,心理学という学問の特徴と概要について解説する。
2タイトル感覚と知覚
事前学習
事後学習
・予習課題
・講義後のリアクション・ペーパーの提出と復習
授業内容感覚と知覚に関する心理学の知見を学ぶ。人間の判断,思考の偏りを自覚し,その根拠を説明できるようにする。
3タイトル意識・無意識
事前学習
事後学習
・予習課題
・講義後のリアクション・ペーパーの提出と復習
授業内容意識と無意識に関する心理学の知見を学ぶ。自分が意識できない領域の存在を知ることで,自分の心の状態を内省することの難しさとその意味を考える。
4タイトル行動と思考
事前学習
事後学習
・予習課題
・講義後のリアクション・ペーパーの提出と復習
授業内容行動と思考の関連性についての心理学の知見を学ぶ。行動が思考に影響を与えるメカニズムについて説明できるようにする。
5タイトル記憶
事前学習
事後学習
・予習課題
・講義後のリアクション・ペーパーの提出と復習
授業内容記憶に関する心理学の知見を学ぶ。これまでの記憶研究の基礎的知見を学び,日常生活における記憶という現象を説明できるようにする。
6タイトル記憶と理解
事前学習
事後学習
・予習課題
・講義後のリアクション・ペーパーの提出と復習
授業内容記憶と理解に関する心理学の知見を学ぶ。「わかる」という心理現象について考え,記憶と理解の関連について説明できるようにする。
7タイトル問題解決
事前学習
事後学習
・予習課題
・講義後のリアクション・ペーパーの提出と復習
授業内容問題解決に関する心理学の知見を学ぶ。アルゴリズムとヒューリスティックによる問題解決方法の特徴と,メリット,デメリットについて説明できるようにする。
8タイトルアイデンティティ
事前学習
事後学習
・予習課題
・講義後のリアクション・ペーパーの提出と復習
授業内容アイデンティティに関する心理学の知見を学ぶ。自分のアイデンティティ状態について考え,自分への理解を深められるようにする。
9タイトル道徳性の発達
事前学習
事後学習
・予習課題
・講義後のリアクション・ペーパーの提出と復習
授業内容道徳性の発達に関する心理学の知見を学ぶ。ピアジェの認知発達の理論を基盤として道徳性の発達ついて学び,特に幼少期の子どもの道徳性が大人の道徳性といかに異なるかについて説明できるようにする。
10タイトル感情と動機づけ
事前学習
事後学習
・予習課題
・講義後のリアクション・ペーパーの提出と復習
授業内容感情と動機づけに関する心理学の知見を学ぶ。占いやラッキーアイテムによって勇気づけられたり,動機づけられたりする心理メカニズムについて説明できるようにする。
11タイトル意思決定
事前学習
事後学習
・予習課題
・講義後のリアクション・ペーパーの提出と復習
授業内容意思決定に関する心理学の知見を学ぶ。人間が一般に思われている以上に不合理な(ある意味では合理的な)思考をするメカニズムとその影響について説明できるようにする。
12タイトル経済行動
事前学習
事後学習
・予習課題
・講義後のリアクション・ペーパーの提出と復習
授業内容経済行動に関する心理学の知見を学ぶ。なぜギャンブルで勝てないのか,なぜ統計的思考ができないのかといった経済行動と関連する心理の特徴について説明できるようにする。
13タイトル思考の論理性
事前学習
事後学習
・予習課題
・講義後のリアクション・ペーパーの提出と復習
授業内容思考の論理性に関する心理学の知見を学ぶ。論理的であるとはどのようなことを指すか,論理的であるために何が求められるのかについて説明できるようにする。
14タイトル思考の社会性
事前学習
事後学習
・予習課題
・講義後のリアクション・ペーパーの提出と復習
授業内容思考の社会性に関する心理学の知見を学ぶ。集団での思考により生じる問題や,その解決,回避方法について説明できるようにする。
15タイトルまとめ
事前学習
事後学習
・これまでの講義資料を振り返る
授業内容各授業の内容を振り返り,学期末レポートを作成する。
<JABEEプログラムの学習・教育目標との対応>
《土木環境工学科》
(A) 技術者の責務の自覚
 様々な知識を修得し、技術が社会や自然に及ぼす影響や効果、および技術者の社会に対する責任を理解して、これを説明することができる。
<前年度授業に対する改善要望等への対応>
前年度の授業とアンケート結果をふまえ,受講者自身が実際にアンケートに参加するなど心理学的研究の手法を体験的に学ぶ活動を積極的に導入する。
<備考>
(未登録)