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授業科目名 生命科学入門
分類・系統自然科学 科学系
時間割番号 CAN040
担当教員名 大槻 隆司/山村 英樹/志浦 寛相/幸田 尚
開講学期・曜日・時限 後期・月・II 単位数 2
<対象学生>
生命工学科2年次生
<授業の目的>
生命工学科の3年次の学生実験に入る前に、専門基礎知識の復習と実験に際して身につけておくべき技術を学び、科学的な思考を醸成する。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
全学共通教育科目向け
記号コンピテンシー(能力・資質)説明 
A共通教養多様な知識の獲得単位を取得した教養教育科目の概要と、重要な基礎的事項を説明できる。
B汎用能力2・情報リテラシー情報収集力図書館やインターネットなどから多様な文献や資料を入手できる。
C3・数量的リテラシーさまざまな情報を統計学的手法などにより、数理的に表現・分析できる。
D4・論理的思考力情報を多面的・客観的にとらえ、筋道を立てて根拠を示しながら説明できる。
<到達目標>  到達目標とは
目標NO説明コンピテンシーとの対応
共通
1各個人が実験知識や手技を身につけている。A
2論理的思考を行うにあたり必要な情報を適切な手段で収集できる。B
3実験で得られたデータを数理的に分析できる。C
4再現性や客観性、実証性などの科学的な思考に基づいて論理的な考察ができる。D
<成績評価の方法>
目標No割合評価の観点
160%記述式や選択式の問題により理解度を評価する。
210%レポートなどで情報源を適切な形で表示できるかを評価する。
310%レポートなどで数理的処理を正しく行えているかどうかを評価する。
420%レポートなどで実験結果と収集情報に基づき論理的考察ができるかを評価する。
合計100% 
<授業の方法>
講義と実習
生命工学科のブリッジ科目であるため、授業内容は専門的な生物実験と強く関連している。
新型コロナウイルス感染症の国内状況により、オンライン講義を行うことがある。
一部、実験室での実習を伴う。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
生命工学科の学生実験を履修するために必要な知識や手技を学ぶことができる。
微生物学的な実習を含むため、白衣着用、長い爪禁止、髪の長い人は髪を結ぶこと。
<テキスト>
  1. バイオ実験を安全に行うために, 化学同人, ISBN:9784759819212
<参考書>
(未登録)
<授業計画の概要>
1タイトルガイダンス、実力確認テスト
事前学習
事後学習
何を学んでいくのかをよく確認しておくこと。
授業内容学ぶ内容と順序について確認するとともに、現状の自分の知識を確認する。
2タイトル試薬調製の基礎
事前学習
事後学習
高校で学んだ科学の基本操作を予習しておくこと。
授業内容実験において必須となる試薬調製について、気をつけなければならない基礎を学ぶ。
3タイトル危険の認識
事前学習
事後学習
この講義で学ぶ事柄が多いはずである。復習により理解を深めておくこと。
授業内容実験で生じる様々な危険について認識し、事故を起こさないための基礎知識を身につける。
4タイトル実験室の確認(実習)
事前学習
事後学習
第2・3回の講義資料をよく復習しておくこと。
授業内容第2・3回で学んだ知識に基づき、実験室の実際を確認する。
5タイトル秤量、誤差を意識する
事前学習
事後学習
特に誤差の概念と有効数字の意味についてよく復習すること。
授業内容実験の中で重要な要因である秤量について、誤差を含めた基礎概念を学ぶ。
6タイトル実験機器・器具の特性
事前学習
事後学習
高校まででは触れることのなかった機器が多いと思われるので本講義内容と第4回講義(実験室の確認)の内容を合わせてよく復習すること。
授業内容実験でよく用いる機器や器具について、原理や構造と扱い方の基本を身につける。
7タイトル正確な測定(実習)
事前学習
事後学習
第5・6回で学んだ内容を総動員して、実験結果の正確な評価を行えるようにすること。
授業内容第5・6回で学んだ事項について、実践で確認する。
8タイトル中間総括
事前学習
事後学習
第1~7回の内容をよく復習しておくこと。
授業内容第1~7回までの内容について確認し、重要性を再認識する。
9タイトル滅菌技術
事前学習
事後学習
滅菌の手法についてよく復習する。
授業内容滅菌の概念について学び、方法を理解する。
10タイトル無菌操作
事前学習
事後学習
無菌操作において気をつけるべき点をよく確認しておく。
授業内容無菌操作の必要性と手法について学ぶ。
11タイトル無菌操作(実習)
事前学習
事後学習
第9・10回の内容を事前によく確認しておく。
授業内容第9・10回で学んだ事項について、実践で確認する。
12タイトルレポートの執筆、学術論文の読解の基礎
事前学習
事後学習
パソコンのキーボード入力に慣れておくことが望ましい。
授業内容パソコンを用いた基礎的な情報処理とレポートを書く際の留意点について、学術論文を読んで理解するための基礎的な事項について学ぶ。
13タイトル学術論文関連のデータベース活用(実習)
事前学習
事後学習
各自のパソコンに文献管理用のソフトをインストールして使ってみる。
授業内容Pub Medをはじめとして文献データベースの活用法について学ぶ。
14タイトルパソコン操作、目的に合った図表をつくる(実習)
事前学習
事後学習
ExcelやPowerPointの使い方を事前に確認しておくこと。
授業内容得られた情報(結果)をもっとも効率的に伝える手段としての図表の使い方と、パソコンを用いて目的に沿った図表を作成す る技術を学ぶ。
15タイトル最終総括
事前学習
事後学習
たとえば実験でなにかの測定を行うときに気をつけるべきポイントを指摘することはできるか?確認しておく。
授業内容全体を総括し、特に第9~14回で学んだ事項について確認する。
<実務経験のある教員による授業科目の概要>
担当教員は生物研究分野の公的研究機関での実務経験があり、その経験に基づいた講義及び実習を行う。
<JABEEプログラムの学習・教育目標との対応>
《土木環境工学科》
(A) 技術者の責務の自覚
 様々な知識を修得し、技術が社会や自然に及ぼす影響や効果、および技術者の社会に対する責任を理解して、これを説明することができる。
<前年度授業に対する改善要望等への対応>
前年度と同様に実施
<備考>
(未登録)