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授業科目名 子ども文化
分類・系統人文科学 文化系
時間割番号 CAC013
担当教員名 栗田 真司
開講学期・曜日・時限 後期・金・III 単位数 2
<対象学生>
(未登録)
<授業の目的>
誰の記憶の中にも子どもの頃夢中になっていた遊びやおもちゃなどの流行現象があるはずだが、その多くが実は大人が仕掛けたモノである。この授業では、企画する大人の側と受けとめ発展させる子どもの側の諸現象を追いながら、それらを質的研究の視点によって読み解き、子どもを取り巻く社会と子どもの内的世界との新たな関係を論考する。特にここでは、何人かで徒党を組んで行動するようになる10 歳以降の子どもの文化の特性について理解する。

※本科目は、令和3年度以前の入学者に対しては「地域課題解決人材育成プログラム対象科目」です。
※本科目は、令和3年度以前の入学者に対しては「やまなし未来創造教育プログラム対象科目」です。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
全学共通教育科目向け
記号コンピテンシー(能力・資質)説明 
A共通教養多様な知識の獲得単位を取得した教養教育科目の概要と、重要な基礎的事項を説明できる。
B様々な学問分野の考え方当該科目の学問分野(人文・社会・自然・健康科学等)の考え方を説明できる。
C汎用能力2・情報リテラシー情報選択力収集した文献や資料から、適切な情報を選択し、活用できる。
D5・問題解決力省察力取り組みを評価し、解決方法や計画を改善できる。
<到達目標>  到達目標とは
目標NO説明コンピテンシーとの対応
共通
1・大人が考えてきた子ども観について考察できることA
2・自分の中にある子ども時代の考え方、感じ方について振り返ることができることB
3・子どもが主体的に生み出した文化と子ども産業が仕組んだ文化の違いに気付くことができるC
4・改善方法について検討できるD
<成績評価の方法>
目標No割合評価の観点
130%大人が考えてきた子ども観について考察できること(試験)
220%自分の中にある子ども時代の考え方、感じ方について振り返ることができること(小レポート)
330%子どもが主体的に生み出した文化と子ども産業が仕組んだ文化の違いに気付くことができる(レポート)
420%改善方法について検討できる(レポート)
合計100% 
<授業の方法>
講義と演習形式で授業を行う。
※今年度は、原則として対面での授業となります。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
※ 受講人数などによって、試験にするかレポートにするかを決定して授業中に連絡する。
※子どもやキャラクターに本当に興味がないと半年間受講するのはかなり厳しい。単なるオタクも同様です。
<テキスト>
  1. 栗田真司著, 子どもの心を育てるコミュニケーション, 学術研究出版, ISBN:9784865842395,
    (2017年)
<参考書>
(未登録)
<授業計画の概要>
1タイトル「子どもとは何歳までか」大人の都合で変わる子どもの年齢
事前学習
事後学習
授業中に提示する
授業内容Convention on the Rights of the Child の精神
2タイトル「子ども観の変遷」
事前学習
事後学習
授業中に提示する
授業内容中世に子どもは存在しなかった
3タイトル「児童文化から子ども文化へ」
事前学習
事後学習
授業中に提示する
授業内容子どもと子供と児童
4タイトル「子ども文化の二面性」
事前学習
事後学習
授業中に提示する
授業内容大人が仕組んだ文化と子どもが創出した文化
5タイトル「メディアの発達と子どもの想像力」
事前学習
事後学習
授業中に提示する
授業内容口承からインターネットまで暗闇が育む想像力
6タイトル「ブームとは何か」カバヤ文庫とアトムシール
事前学習
事後学習
授業中に提示する
授業内容社会現象となった子ども文化
7タイトル「子ども文化におけるキャラクターブーム①-怪奇・妖怪ブーム」
事前学習
事後学習
授業中に提示する
授業内容それは少女雑誌から始まった
なぜ幽霊でなく妖怪だったのか
8タイトル「子ども文化におけるキャラクターブーム②-怪獣ブーム」
事前学習
事後学習
授業中に提示する
授業内容なぜ恐竜ではなく怪獣だったのか
9タイトル「子ども文化におけるキャラクターブーム③-ロボットの時代」
事前学習
事後学習
授業中に提示する
授業内容マリア、ロビー、フライデー
10タイトル「かわいいの時代」なぜかっこいいは廃れるのか
事前学習
事後学習
授業中に提示する
授業内容上から目線よりも横から目線の時代
11タイトル「発信する子どもたち」 新海誠の『ほしのこえ』が生まれた社会的背景
事前学習
事後学習
授業中に提示する
授業内容誰もがつくり手になれる時代、コミケット、コスプレ
12タイトル「コミュニケーション消費論」ビックリマンシールとスターウォーズボトルキャップの仕掛け
事前学習
事後学習
授業中に提示する
授業内容レアもの、コンプリート、交換
13タイトル子どもの学力とは
事前学習
事後学習
授業中に提示する
授業内容新しい学力観、生きる力、確かな学力、PISA
14タイトルサザエさん一家の将来像
事前学習
事後学習
授業中に提示する
授業内容男女共同参画と少子化の関係について論じる
15タイトル昨今のアニメを考察する
事前学習
事後学習
授業中に提示する
授業内容キーワードや声優、アニソン
※可能であれば端末を用意して受講すると理解しやすい
<JABEEプログラムの学習・教育目標との対応>
《土木環境工学科》
(A) 技術者の責務の自覚
 様々な知識を修得し、技術が社会や自然に及ぼす影響や効果、および技術者の社会に対する責任を理解して、これを説明することができる。
<前年度授業に対する改善要望等への対応>
前年度と同様に実施
<備考>
(未登録)